まいなすいちにちめ ページ2
...ここは、どこ？
私が目を開けると、真っ白な天井が広がっていた。
私のそばに立っていた白い服の女の人が、
私が目を開けたからか、どこかへ走っていってしまった。
...あぁ、病院か。
私は、記憶が途絶える前のことを必死に探ろうとする。
けれど、あの瞬間何が起こったのかは未だに分かっていなくて。
いや、分かりたくないだけなのかも知れない。
さっきの白い服の女の人...看護師さんが、
私の主治医の先生...らしき人を連れて戻ってきた。
その先生に、尋ねる。
A「私に、何が起きたんですか？」
...少し悲しげな表情を浮かべた後、静かに先生は語り出した。
「岡嶋さん。あなたは、帰りの車で後方からトラックに当たられるという事故に遭いました。あなた自身の命と、お父様、お母様は無事でした。ですが......」
息を吸い直して、先生は私に告げた。
「ですが、あなたの右手は...もう、動きません。」
驚き過ぎて、声も出ない。
それって...
A「それって...もう、クラリネットを吹けない...ってことですか？」
そんな悪い冗談、いらない。
これは嘘。そうでしょ？
...お願い。
嘘って言って。
...そんな願いも虚しく、
先生の首は縦に振られた。
......世界が真っ白になって、
またすぐに、眠りについてしまいたかった。
出来るならば、永遠の眠りへ。
そして、願った。
悪い夢ならば、
早く醒めてくれ、と。
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ななは(プロフ) - あややさん» コメントありがとうございます！ 続きは…全然考えてなかったです笑笑 読者様にそういっていただけるのが一番嬉しいです…！ (2017年10月15日 17時) (
レス) id: 5ee20547d7 (このIDを非表示/違反報告)
あやや(プロフ) - この後が気になります！ とてもいい作品でした！ (2017年10月15日 15時) (レス) id: 10cad45469 (このIDを非表示/違反報告)
ななは(プロフ) - 亜麻都さん» 泣けますかこれ...？←自分で書いててよくわからなくなってきた()ありがとう〜! (2017年10月5日 1時) (レス) id: 5ee20547d7 (このIDを非表示/違反報告)
亜麻都(プロフ) - なんか最近泣ける作品多くないか…??(´；ω；｀)短編なのに色んな想いが詰まっててそれがすごく伝わってきてよかったよ!! (2017年10月5日 1時) (レス) id: 4c7f3da984 (このIDを非表示/違反報告)
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