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gimmick*4 ページ4

僕が次に目を覚ました時には、もうAはいなくて。


少し隣が冷えたベッドに、無性に悲しくなる。


「A…分かってても、やっぱりこんな思い辛いよ……。」


そうやって、誰もいない1人分の空洞に独りで話しかける。

…こんなに寂しいこと、ないよなぁ……。


そう言って自嘲気味に笑った自分の声がやけに深く刺さって。



“愛してる”

ことが

“重くて辛い”

ことになるのだったら、最初からAになんて近付かなければよかった。


こんなにも深く、

愛してしまうとわかっていれば。


けれどもう、Aへの愛が溢れてたまらない。



「君の……”いちばん”になりたかった」



誰にも届かない呟きは、涙とともにベッドの上に落ちた。



この世で愛するのなんて、Aひとりでいいから、

せめて…せめて一瞬だけでも、君の心が欲しかった。

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設定タグ:歌い手 , まふまふ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ななは | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年1月10日 12時

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