チョンウォヌなんて信じない。 (ページ14)

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『い、いみわかんない』

動揺が隠しきれず、腕をつかまれたまま横を向く。

ｳｫﾇ「……少なくとも俺は本気で言ってる。」

そんなことを言う彼。

『ウォヌのこと、信じられないよ。』

ｳｫﾇ「…それはわかってる。だけど…」

『ねぇ、自分勝手だと思わないの？』

私はウォヌに対して怒ってるんだって気づいた。

『おかしいよ。自分からふったくせに1週間後にはもう一回って。』

ｳｫﾇ「………」

感情をなるべく抑えるように、落ち着いた口調でウォヌに話す。

ウォヌは少し目をそらしながら無言のままだった。

『私がそれで「うん、いいよ」って言うと思ってたの？

………とにかく離して。ウォヌなんてもう好きじゃない。』

私が見つめても、返事のないウォヌ。

「離して」と言えば少し躊躇しながらもさっと離される手。

…ここにいたくないと思った。
ウォヌとは話したくないって。

私はこの1週間、周りの人たちに支えてもらってウォヌのことを忘れようとしたのに。

私はそんなことを思いながらしばらくそこに立っていた。

そして私は先輩を置き去りにしていることを思い出し、無言で先輩の方に走った

ｼﾞｮｼｭｱ「Aちゃん。」

先輩は心配そうな顔でこっちを向いていた。

『先輩すみませんでした。…行きましょうか！』

ｼﾞｮｼｭｱ「Aちゃん、大丈夫だった？」

ジス先輩には何だってわかるのか。

気持ちをわかってくれてる気がしてすごく心がぎゅっとなった。

『大丈夫です！』

私はそれに応えるように笑顔を作った。