狼少女の廻廻奇譚 弐【呪術廻戦】

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Aside


『……そういえば野薔薇の方は？』


ﾊﾟﾝﾀﾞ「それなら真希が行ったから安心しろ」


狗巻「しゃけしゃけ」



その後、何故か合流した真希先輩と野薔薇の機嫌が良かった。









NOside


＿＿高専内の応接室


長机を挟んで両側にソファが置いてある。

その片側には長い白髭と眉、鼻や耳や口にピアスをつけた袴姿の老人が杖を持って座っている。


楽巌寺「夜蛾はまだかのぉ

老い先短い年寄りの時間は高くつくぞ」


楽巌寺嘉伸(がくがんじよしのぶ)＿呪術高専 京都校 学長


五条「夜蛾学長はしばらく来ないよ」


ガラッと引き戸を開けて入ってきた五条はそのまま楽巌寺の前のソファに座る。


五条「嘘の予定(スケジュール)を(伊地知を脅して)伝えてあるからね


その節はどーも」


楽巌寺「はて、その節とは？」


五条「とぼけるなよジジィ。虎杖悠仁のことだ

保守派筆頭のアンタも一枚噛んでんだろ」


それに対し楽巌寺は溜息をつく。


楽巌寺「やれやれ、最近の若者は敬語もろくに使えんのか」


五条「ハナから敬う気がねーんだよ

最近の老人は主語がデカくて参るよホント」


すると、楽巌寺と来ていた京都校生が割り込んだ。

水色の長髪にスーツ様な制服に刀を腰にさしている女子生徒だ。


三輪「ちょっと、これは問題行動ですよ」


三輪霞(みわかすみ)＿呪術高専 京都校 二年


三輪「然るべき所に報告させてもらいますからね

(ヤッベー！！ 生五条悟！！ 生五条悟だ！！)」


三輪は五条悟の大ファンである。


五条「ご自由に。こっちも長話する気はないよ」


三輪「(喋っちった！！ 喋っちった！！)」


もう一度言う、三輪は五条の大ファンである。

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