狼少女の廻廻奇譚弐【呪術廻戦】 (ページ7)

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Aside

今、釘崎は丸腰だ。揉め事は避けたい。

仕方なく質問に答えることにした。

恵がチラリとこちらを見てから先に答える。

伏黒「別に、好みとかありませんよ

その人に揺るがない人間性があればそれ以上は何も求めません」

釘崎「悪くない答えね」

伏黒「うるせぇ」

「巨乳好きとかぬかしたら私が殺してたわ」と言う釘崎。

真依先輩も満足そうに頷いている。

女性陣には好評のようだ。

東堂「やっぱりだ」

伏黒の答えを聞いて、ツーっと涙を流す東堂先輩。

東堂「退屈だよ、伏黒」

その瞬間、ゾッとするような殺気が向けられたかと思うと恵が殴られ吹っ飛んだ。

釘崎「『伏黒/恵！！』」

真依「あーあ、伏黒君かわいそっ」

釘崎の肩に腕を回し抱きつく真依先輩。

真依「二級術師として入学した天才も、一級の東堂先輩相澤じゃただの一年生だもん

後で慰めてあげよーっと」

釘崎「似てるって思ったけど、全然だわ

真希さんの方が百倍美人

寝不足か？毛穴開いてんぞ」

その言葉に銃を取りだし釘崎の腰に突きつける。

真依「口の利き方教えてあげる」

『釘崎！』

釘崎「こんな女、私一人で十分よ

アンタは伏黒の方行きなさい」

『……任せた』

『恵、無事か』

伏黒「嗚呼」

恵の方へ向かうと東堂先輩と何か話していた。

とりあえず無事なようで良かった……

東堂「一目見た時から分かっていた。あぁ、コイツは退屈だと

でも人を見た目だけで判断しちゃあいけないよな

だからわざわざ質問したのに、オマエは俺の優しさを踏みにじったんだ」

と、涙を拭う。

『頭の中身までパイナップルなのか？』

伏黒「(東堂…あの東堂か！！

去年起きた呪詛師夏油による未曾有の呪術テロ「新宿・京都百鬼夜行」

京都の夜行に現れた一級呪霊５体、特級呪霊1体を一人で祓ったっていうあの東堂！！

だが、特級に勝てる一級術師はいるにはいる

驚くべきは…)

アンタ、術式使わないんだってた」

東堂「ん？あぁ、あの噂はガセだ。特級相手には使ったぞ」

一級には使ってねーってことかよ！！

伏黒「(化物が！！)

安心したよ！！」

『クロ』

クロを呼び、刀を出す。

恵も式神を出した。

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夢主の一人称変えました！

俺→僕