狼少女の廻廻奇譚 弐【呪術廻戦】

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NOside


虎杖「早く皆のとこ行こうぜ！」


虎杖悠仁である。

虎杖は今日の交流会で復帰するのだ。

そのため虎杖はワクワクと目を輝かせていた。


虎杖「(感動の再会！ 2年の先輩！ 京都校現る！)」


そんな虎杖に五条が呆れたように言う。


五条「悠仁……もしかして、ここまで引っ張って普通に登場するつもり？」


虎杖「え、違うの！？」


五条「死んだ仲間が二月後、実は生きてましたなんて術師やっててもそうないよ


やるでしょ？ サプライズ！！」


虎杖「サプライズ……」


「ま、僕に任せてよ」と自信満々に五条は言う。


五条「一年は嬉しさと驚きで泣き笑い

二年も京都ももらい泣き

嗚咽のあまりゲロを吐く者も現れ

最終的には地球温暖化も解決する」


虎杖はその様子を想像し、「イイネ！！」と即答した。


虎杖「何したらいい！？ 先生俺、何したらいい！？」


五条「何もしなくていい！！ 僕の言う通りにしろ！！」


虎杖「だから何したらいい！？」


テンションがMAXまで上がる2人に七海は溜息をつく。


七海「……生きてるだけでサプライズでしょうよ」









Aside


今日は待ちに待った姉妹校交流会当日。

なのだが早速問題が発生していた。


釘崎「なっ、なんで皆手ぶらなのー！？」


何故か野薔薇がキャリーケースを引きながら来たのだ。


ﾊﾟﾝﾀﾞ「お前こそ、なんだその荷物は」


釘崎「何って……これから京都でしょ？」


野薔薇の言葉に頭に？を浮かべる。


釘崎「京都で(・)姉妹校交流会……」


『京都の(・)姉妹校と(・)交流会だよ』


「東京でな」と言うと「嘘でしょ〜」と野薔薇は肩を落とした。

どうりで最近会話が噛み合わないわけだ…


ﾊﾟﾝﾀﾞ「去年勝った方の学校でやんだよ」


釘崎「勝ってんじゃねーよ！！！」


ﾊﾟﾝﾀﾞ「俺らは去年出てねーよ」


「バカ！！」と叫ぶ野薔薇。


ﾊﾟﾝﾀﾞ「去年は人数合わせで優太が参加したんだ」


真希「【理香】の解呪前だったからな」


ﾊﾟﾝﾀﾞ「圧勝だったらしいぞ」


野薔薇は「許さんぞ乙骨優太ー！！」とリアルorz‎の体制になって叫んでいた。

解呪前ってことは特級呪霊の理香がいたってことだ。

学生で特級なんて五条先生達の代くらいだ。

まともに戦うことも出来なかったのだろう。

乙骨先輩に仇なすモノは許さないみたいな雰囲気だったし……


真希「おい、来たぜ」


どうやら京都校のお出ましのようだ。

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