イナイレでパロディ～バトルロワイヤル (ページ16)

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　　　　 episode-four ページ16

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｢───ヒロト!!!｣

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床に崩れ落ちたヒロトに
円堂が駆け寄る。

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｢ヒロト!!おい、ヒロトってば!!｣

｢安心しなさい、円堂くん。
ヒロトに打ったのは麻酔銃よ。｣

｢でも…!!｣

｢少ししたら目覚めるわ。
…だから全員、落ち着きなさい。｣

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それは無理な話だった。

瞳子が麻酔銃を持っている。
そのこと自体、既に普通じゃないのだから。

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彼女は教卓の前に立つと、
コホンとひとつ、咳払いをした。

瞳子の後ろには、
軍服のようなものを着た男が三人ほど
長い銃を持って整列していた。

｢皆さん。これから大切な事をお話します。
ちゃんと聞くように。｣

部屋の中は依然としてざわついている。

そして───────

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ダンッ

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｢───いってぇ…。｣

｢あっ、髪紐が……｣

エスカバとミストレがそれぞれ言った。

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エスカバの頬に、ジュンと鮮血が滲んだ。

ミストレの耳の後ろの髪紐が、
一束の髪の毛と共に床に落ちた。

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瞳子の後ろにいた男の一人が発砲したのだ。

その弾はエスカバの頬と
ミストレの髪紐を掠めて
教室の壁に穴を開けた。

もし、少しでもずれていたら…

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｢……ちゃんと、聞くようにね？｣

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そんなこと、考えたくもない…。

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死亡者:なし

残り人数:35人

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教室-allepisode─end

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