You & I (ページ6)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:769 hit

06:一緒に寝ようページ6

私が部屋に入って数分後。

また、ドアをノックする音が聞こえて返事をするとそこには北斗君。

『Aちゃん一緒に寝よう』

「うん！」

そう言って私のベットに入ってくる北斗君。

私が落ちないようにぎゅっと抱きしめてくれる。

『Aちゃん今日楽しかった？』

「もちろん、久しぶりの家だったけどすごく楽しかった」

「早く退院して家に帰りたいし、学校にも行きたい」

『Aちゃんならすぐに学校に行けるようになるよ』

「そうなるといいなあ」

"Hokutoside"

そういいながらAちゃんは寝てしまった。

すごくかわいい寝顔でずっと見てられる。

俺は、いつも病院に行くたびに思うんだ。

なんで、病気になったのがAちゃんなんだよと。

俺がこの苦しみを変わってあげたいと思った。

すごくしんどそうだし、学校にも行けない。

こんなにもかわいい妹をいつまでも守ってあげたい、そう思いながら目を閉じた。

翌日。

目を覚ますと確か昨日は隣に北斗君がいたはずなのになぜか隣にいる大我君。

私が、じっと見てると目を覚ましたのか大我君がおはようと言ってくる。

何でここに大我君がいるのと聞いてみた。

『だって、Aが久しぶりに家にいるのに一緒に寝ないっていう選択肢はないだろ？』

『俺だってAと一緒に寝たかった』

そうかわいい寝起き顔で寝癖がすごくついてる大我君を見るとついつい許しちゃう。

北斗君も起きてきて早々に頭を優しくなでなでしてくれた。

まるで、大我君にとられたくないと言っているかのようにね。