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深「…Aって頭いーの？」
「平均くらい…かな、深澤は？」
深「俺ね、頭は良くないけど勘は冴えてんの！直前に見た教科書のページがたまたまテスト出たりとかよくある笑」
「…運が良いんだ？笑」
深「んははっ、でもまあ運も才能のひとつじゃねえ？笑
だってその時にそのページ見てなかったら絶対解けなかったわけだし？」
「…うん？そう思うわ、確かに」
深「絶対思ってないだろ笑」
本当Aって面白いよな〜、とクスクス笑って、深澤は石を蹴りながら歩く。
予想はしてたけど…会話に困らない。
深澤が話を振ってくれるから。
と言っても、ひたすら話しかけてくるわけでもなく、気まずくならない程度の沈黙もあり…空気感がとにかく絶妙だ。
話してて、「この人とは気が合う」って思わせるような話し方。
深「Aは彼氏とか好きな人とかいないの？」
「ん？ ん〜…気になる人なら…岩本くんかな」
深「えー何で何で？！」
深澤はそれまで大事に蹴り続けた石を放って、私の方へ興味津々に駆け寄る。
深「あの流れならフツーなべじゃねえ？笑
てかそもそも照と話したことないでしょ？」
「ないけど、さっき深澤が『一見怖いけど可愛いとこもあるんだよ』って言ってたじゃん？だからどんな人か気になってる…っていうか」
深「そういう"気になる"ね？なーんだ。笑」
LOVEの方かと思ったよ〜とつまらなそうに言いながら、深澤は立ち止めた足を進めだす。
深「でも、仲良いヤツのこと興味持ってもらえんのめっちゃ嬉しいかも。」
「…？今までの彼女は岩本くん達と交流なかったの？」
深「ん〜…『友達といるくらいなら私といる時間作って！』みたいな子が多くてさ」
「へえ…そんなに愛されてたんだ」
深「愛？どこが。笑
もし彼氏が『友達と遊ぶ時間全部おれに使え！』って言ってきたらどうする？」
「…嫌。笑」
深「だろ？笑」
「ある程度1人の時間も欲しいし…友達といる時間も欲しいし…」
深「俺もまさにそれ。ゲームする時間欲しいし、あいつらとダンスする時間もほしいの」
「…ならなんで彼女つくるの？」
深「…モテちゃうから？仕方なく？」
「 … … … 」
深「その無言で苦い顔すんのやめろよ？笑」
だって、自分には未知の経験すぎて。
なんだか深澤が遠くの存在に思える。
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なな(プロフ) - Reina0505さん» 教えてくださってありがとうございます！🥲💓修正しました🥹💕 (2022年10月16日 2時) (
レス) id: 099591bc88 (このIDを非表示/違反報告)
Reina0505(プロフ) - 11の途中のあのなぁ、ってところ深になってますよぉー! (2022年10月15日 23時) (レス) id: e9a7ce7fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2022年9月18日 19時
