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渡「え？この間の数学？…39点」
「もしかして頭悪い？」
渡「…そういうAは頭いいのかよ」
「数学は28点だった」
渡「ふはっ、俺よりバカじゃん笑」
「私きっと道徳なら負けないよ」
渡「道徳に答えなんかないだろ」
「急に哲学的な話？馬鹿なんだから無理しないで。笑」
渡「雑にイジるのやめろって」
気がつけば、こんな他愛のない会話をしてた。
渡辺くんが私のことを好きってことが嘘だと分かってから、フランクに接することができてる。
…なんか、楽しいな。
渡辺くんと話しが合うとは思ってたけど、気兼ねなく話せる今はこんなにも楽しく感じる。
渡(…めちゃくちゃ楽しそうに笑うじゃん、可愛い)
渡「今度勉強一緒にやろーぜ」
「…してあげてもいいけど絶対真面目にやらないでしょ」
渡「なんで上からなんだよ？笑 やるし。」
渡 (…こんなに気を使わずに話し合えるなら、最初から好きなんて言わなきゃよかったのかな。)
「…んふふ、なんかさぁ」
渡「ん？」
「渡辺くんって話してて楽しい！」
渡「…そう？」
「渡辺くんが私のこと好きって言うの、あれ嘘じゃなければよかったのにって今は思ってるかも。笑」
渡(… … 嘘じゃねえよ)
渡辺くんは、突然黙り込む。
あれ、「お前なんか好きにならねーよ」って笑ってくれるのかと思ったんだけどな…
「… なんて、嘘だけど！笑」
渡「…はぁ？」
「そっちだって嘘ついたじゃん、仕返し！笑」
渡「嘘？ …あぁ、そっか。おう笑」
渡辺くんは、寂しそうに笑った。
渡「あ、そーいえば…A組の子知ってる？ふっかの元カノの」
「ん？ううん。実際会ったことないし、名前も知らない」
渡「その子また告るらしいよ、ふっかに」
渡辺くんのその言葉を聞いた瞬間、私の心臓がドキッと跳ねた
「へえ〜…そうなの？」
渡「また付き合うかもな〜」
「そうなんだ…？」
渡「ふっかは来るもの拒まずだし。告られたらきっと付き合うと思う」
「…だよね、そんな感じ」
さっきより明らかに自分のテンションが下がってるのが分かる。
なんだろ、モヤモヤするこの感じ…。
そんな私をみて、渡辺くんはまた寂しそうに笑った。
渡「素直になればいいのに」
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なな(プロフ) - Reina0505さん» 教えてくださってありがとうございます！🥲💓修正しました🥹💕 (2022年10月16日 2時) (
レス) id: 099591bc88 (このIDを非表示/違反報告)
Reina0505(プロフ) - 11の途中のあのなぁ、ってところ深になってますよぉー! (2022年10月15日 23時) (レス) id: e9a7ce7fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2022年9月18日 19時
