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佐「んでんで、その時俺ね〜…」
め「あっはは、さっくんウケる！笑」
背後から聞こえてくる、めるると佐久間くんの笑い声。
なんかいい感じ…？
渡「…なんかいい感じじゃね？後ろの2人」
不意に、渡辺くんが私に耳打ちをしてきた。
突然の顔の近さよりも、同じタイミングで同じことを思っていたことに驚いた。
「…私渡辺くんと合うかも」
渡「いま後ろの2人の話してたんだけど？笑」
「あ、ごめん」
渡「んはっ、おもしれえな笑」
佐「…あ、ふっか！」
佐久間くんの声に、反射的に顔を上げた。
そこには、下駄箱に寄りかかって
退屈そうにスマホをいじる深澤の姿が。
普段座ってる姿ばっか見るけど、
深澤って意外と背高いんだなぁ…
渡「お、ふっか。帰ろーぜ」
私のそんな心境を、渡辺くんの声が遮る。
渡辺くんの声に、深澤はスマホをポケットにしまってからゆっくりとこちらを見た。
深「おー、早弁ちゃん達も一緒？」
早弁ちゃん… とは …？
渡「そ、いいよね？」
深「いーよいーよ！帰ろ！」
佐「あれ、舘様とあべちゃんは〜？」
深「図書室寄ってから帰るんだってさっ」
め「えー、ふっかは行かなかったの？」
深「めるる〜俺が図書室いくタイプにみえる？笑」
「…見えない」
私のボソッと放った一言に、4人は一瞬硬直した後、ぶはっと笑いはじめた。
佐「なー！見えないよなーっ？笑」
め「Aめっちゃ辛辣！笑」
深「なになに、早弁ちゃんってこんな面白いの？笑」
深澤はクスクス笑って、私の方を見た。
め「ちょっと、AにはAっていう名前があるんだよー！」
深「ん？あぁ、ごめん笑 A、ねっ」
さりげなく呼び捨て。
…女慣れしてるんだろうなって考えてたら、
突然、深澤が私の顔を覗き込んできた。
深「ミニスカートえっろいね」
「…は？」
深「Aみたいなクール系の子のミニスカって結構クるわ〜」
「…き、きもい。笑」
深「冗談だって！笑」
深澤は笑いながら、リュックからカーディガンを取り出すと、「ん！」と手渡してきた。
「？」
深「寒そうだから腰に巻いときな？着てもいいし」
…そして、かなり気を遣える。
深澤がモテる理由が、本当によくわかる気がする。
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なな(プロフ) - Reina0505さん» 教えてくださってありがとうございます！🥲💓修正しました🥹💕 (2022年10月16日 2時) (
レス) id: 099591bc88 (このIDを非表示/違反報告)
Reina0505(プロフ) - 11の途中のあのなぁ、ってところ深になってますよぉー! (2022年10月15日 23時) (レス) id: e9a7ce7fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2022年9月18日 19時
