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ラ「無いよね〜」
ラウールが頬杖つきながらニヤニヤしてくる。
「…ない、なぁ」
佐「なーんでAちゃんのことはそんなに悩んでんのかなぁ!笑」
「…あ、
これが"好き"ってことっすか…笑」
うわ…自覚したら恥ずかしくなってきた。
ああもう…なんだこの気持ち…
「うあ〜…好きって辛くね?!」
そんな言葉を思わず声に出して俺が机に突っ伏すると、みんなゲラゲラ笑った。
阿「なんで?楽しいことだらけでしょ普通。笑」
「いやいやそーかもだけど…好きって自覚した瞬間失恋だじゃんこれ笑」
宮「え?どうして?」
目「なんで失恋なの?」
「え?ほら、なべもAのこと好きだし…」
ラ「…ふっかさんてさ、馬鹿なの?」
岩「バカだよ笑」
佐「愛すべきアホ、だろ!笑」
ラ「そっかぁ〜笑」
向「よ!愛すべきアホ!笑」
「は?!なにが?!笑」
ラ「だってAちゃんもしょっぴーのこと好きかどうかなんてわかんないじゃん?」
2人が両思いならたしかに失恋だけどさ〜、と付け足して、ラウールはペンを器用にくるくる回した。
「…たしかに」
目「でも分かんないけどね?今頃両思いかも。」
「…やばいじゃん」
岩「だからみんな言ってんじゃんさっきから。それでいーの?って笑」
佐「今ならまだチャンスだよ〜??」
向「そやで?人のものになってから告るのは無謀すぎるチャレンジやし!」
「…でも俺恥ずかしくて告りたくないんだけど…」
宮「男なら自分からいけ!!!!!」
舘さんが机をバンっと叩いて立ち上がる。
けど、ちょっとそこ!静かに!!と図書委員さんから怒られてしまい、舘さんは控えめに座り直した。
「…笑
だって告られたいんだもん」
阿「そのくだらないプライド今すぐ捨てな?笑」
ラ「てかふっかさん相手に告白させるの得意じゃなかったっけ?笑」
「俺に気があるってわかってる相手ならね?!今回全く分かんないよ?!初めて好きになったんだもん!」
俺が普段あんまり困った表情を見せないせいで、
みんな俺の反応にいちいちツボに入ってる。
笑い事じゃないんですけどこっちは!笑
目「自問自答してないでとっとと行ってきたら?笑」
「… …振られたら慰めてね」」
「「「「「やだ♡」」」」」
「ヤダ!?」
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なな(プロフ) - Reina0505さん» 教えてくださってありがとうございます!🥲💓修正しました🥹💕 (2022年10月16日 2時) (レス) id: 099591bc88 (このIDを非表示/違反報告)
Reina0505(プロフ) - 11の途中のあのなぁ、ってところ深になってますよぉー! (2022年10月15日 23時) (レス) id: e9a7ce7fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2022年9月18日 19時