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…たしかに、なんで私は深澤だけ呼び捨てなんだろう。
他の人には「くん」を付けてるのに。
「…わかんないけど、今さら深澤くんってキモくない？笑」
深「うん、今さら深澤くんは絶対嫌だよ？笑
距離感じるし笑」
「じゃあ、深澤のままで…笑」
深「あ、ふっか、は？」
「ふ？！ふ、ふっか…？」
深「ん、呼びづらい？笑」
「いや…向井くんとか、深澤と仲良い人がふっかって呼んでるイメージだから…」
私なんかが呼んでいいのかな…っていう気持ちと。
あと…あの可愛い子もふっかって呼んでたから。
なんとなく、「ふっか」は…
深「いいよ別に！仲良い人しか呼んじゃダメとかないし！
…そもそもAと俺って仲良くないの？」
深澤がクスッと笑って、私の顔を覗き込んできた。
「そういうわけじゃない、けど…」
深「じゃあいいじゃん！ふっかね？」
「…ううん。みんなが呼んでるから… 嫌だ」
深「… …ん？
あー…
えっと…それって？」
「…？それって？」
深「…『私だけは違う呼び方したい』ってこと？」
…違う。
深澤のことをよく知らない時から、
私は「深澤」と呼んでたし。
その名残で、ずっと深澤呼びなだけ。
ただ…それだけのこと…
…何が嫌なんだっけ…？
「…えっ？」
深「ん？」
「ち、違う！は？何言ってんの？！」
深「そんな否定する？笑」
「本当に違うから！」
深「わかったわかった！笑
からかっただけだから、そんな慌てな…」
「…これアリガト！！！」
深澤に押し付けるように紙袋を渡すと、私はとにかくその場から離れたくて教室を出た。
深「は？！」
意味わかんねーよ！？という深澤の大声を背に、私は廊下を走った。
うわ…やばい、顔熱い。なんなんだこれ。
なんで顔赤くなってるんだ…？
自分だけは違う呼び方をしたい、とか。
微塵も思ったことないはず。
無意識にそうだったのかな…なんて考えたら、なんだかもう恥ずかしくて恥ずかしくて。
このままどこかに消えたいくらいだ…。
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深「 ( … カーディガンめっちゃ良い匂い。
丁寧に洗濯してくれたんだろうな。笑
…つーか、何さっきの。
すげーかあいい…
…どうしよう。) 」
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なな(プロフ) - Reina0505さん» 教えてくださってありがとうございます！🥲💓修正しました🥹💕 (2022年10月16日 2時) (
レス) id: 099591bc88 (このIDを非表示/違反報告)
Reina0505(プロフ) - 11の途中のあのなぁ、ってところ深になってますよぉー! (2022年10月15日 23時) (レス) id: e9a7ce7fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2022年9月18日 19時
