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深「どーせなら皆呼ぼうよ、舘さんと阿部ちゃんは来るか分かんねーけどっ」
三人で、自販機目指して保健室を出た。
あいつら真面目だし〜、と言いながら、深澤は早い手つきでラインを打ち始める。
深「…あはっ、佐久間とナベ抜け出してくるってさ笑」
返事はやっ。
目「あの2人は絶対来ると思った。笑」
自販機の前につくと、深澤は壁にもたれてひたすらスマホを操作し、目黒くんは自販機を吟味する。
…ってことは、みんなの分飲み物もいるよね。とつぶやいて、目黒くんは迷わず色んな飲み物のボタンを押した。
誰は何を飲むとか、きっと分かりきってるんだろうな。
深「…お、Aが気になってる照も来るってさ」
「えっ、岩本くん?」
目「え?岩本くんのこと気になってるの?」
「うん、物理的に…」
目「物理的に?」
目黒くんは不思議そうに首を傾げながらも、岩本くんの名前を聞いた瞬間迷わずココアを押していた。
「岩本くん、怖いイメージあったけど実は甘党だし、なんか可愛いとこいっぱいあるって深澤に聞いて…どんな人なのかなって気になってるの」
目「ああ、そういう"気になる"か。笑」
深「俺も初めて聞いた時今のめめと全く同じこと言った笑」
目「しょっぴー可哀想って思ったけど、大丈夫そうだね笑」
「さっきも思ったけど、それ私に言っていい話なの?笑」
目「だって本人からもう言われてるでしょ?笑
Aのこと気になってるって。」
「いや…でも、イケメンのいうことは信用してないから…」
深「つまり俺の言うことも信用できな…」
「ううん、できる」
深「なんで?!この間と言ってること違くね?!笑」
「あはっ笑」
こんな冗談言えるくらいには、距離が縮まったかな。
私と深澤のやりとりを聞いて、目黒くんは楽しそうに笑っていた。
深澤はいろんな話をしつつ、目黒くんが手にいっぱい持っていた飲み物をさりげなく持ってあげていた。
こういう気遣いできるとこ、やっぱり純粋に凄いな。
私も何か持とうと目黒くんを見ると、目黒くんからココアを2つ渡された。
目「これ、Aの分と岩本くんの分。
Aから岩本くんにあげてみて」
「…?わかった。というか、ありがとう」
目「どういたしまして」
ナチュラルに奢られてしまった…。
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なな(プロフ) - Reina0505さん» 教えてくださってありがとうございます!🥲💓修正しました🥹💕 (2022年10月16日 2時) (レス) id: 099591bc88 (このIDを非表示/違反報告)
Reina0505(プロフ) - 11の途中のあのなぁ、ってところ深になってますよぉー! (2022年10月15日 23時) (レス) id: e9a7ce7fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2022年9月18日 19時