【距離感】 ページ3
.
…あれから数ヶ月のこと。
宮「え、また別れたの？」
阿「今回は1ヶ月くらいだよね？早くない？」
深「あれ、逆にそんな経ってた？体感2週間くらいだったわ〜笑」
またそんな会話が聞こえてくる。
声のする方に目をやると、佐久間くんと渡辺くんじゃなくて、今日は秀才の阿部くんと大人っぽい宮舘くんが深澤の側にいた。
連日、色んな人が必ず深澤のそばに来る。
いつも一緒に帰ってる強面の岩本くんとか。
名前は分からないけど、やたら背が高い子とか、
その前は…渡辺くんと匹敵するくらい美形な人とか。
めちゃくちゃ明るい関西弁の男の子もいたような。
深澤って友達も多いんだなぁ〜…
め「ふっかって、話聞いてるとコロコロ彼女変わってるよね〜」
そう言いつつ、深澤にさほど興味はなさそうなめるる。
読んでいた雑誌に目を落としながら、
じゃがりこを美味しそうに頬張っていた。
「男女問わずモテるんだね、深澤って。」
め「でもさ、毎回彼女とそんな続かないの怖くない？ヤバい性癖とかあるんじゃ…」
「ちょっとアダルトな顔してるもんね、色っぽいっていうか…」
め「それって褒めてんのー？笑」
「…あれ？笑」
渡「嘘でもカッコいいとか言ってあげたら？笑」
突然背後から頭を撫で回され、びっくりして振り向くと渡辺くんの姿があった。
その背中から「俺もいるよ〜」と佐久間くんも現れた。
「えっ…？！…なに？」
渡「え、この間話したじゃん。渡辺翔太だけど」
「あ、うん…超ド潔癖の渡辺くんでしょ？」
渡「ふは、覚えてんじゃん。笑」
め「何がどうなってAのアタマ突然撫でくりまわす関係性になったわけー？！」
ナイスめるる…そこが聞きたかった！
話したと言っても、主に話してたのはめるる。
ちょっとした相槌を交わす程度にしか会話してない私に、突然頭を撫でてくるその意図は…？
渡「は？一回話したらもう友達じゃん」
「？？？」
佐「こいつ懐くと結構可愛いよ！」
「渡辺くん、私に懐いてんの…？」
渡「いや…めるが、『渡辺とA絶対合うと思う』って言ってたから気になって。どんなやつだろって。」
佐「まだ懐き始めってことだね！」
「懐きはじめ…？」
… …何それ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2025人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なな(プロフ) - Reina0505さん» 教えてくださってありがとうございます！🥲💓修正しました🥹💕 (2022年10月16日 2時) (
レス) id: 099591bc88 (このIDを非表示/違反報告)
Reina0505(プロフ) - 11の途中のあのなぁ、ってところ深になってますよぉー! (2022年10月15日 23時) (レス) id: e9a7ce7fe3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なな | 作成日時：2022年9月18日 19時
