君の彼氏になりたい。(4) (ページ5)

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岩「… …ほらな、ちょっと赤いじゃん」

ひーくんがAの足元に跪いて、右足の一点を指差す。

指さされた場所は、
少し赤く腫れていた。

「…あ… うん、3日前くらいに階段で足滑って…」

岩「かるーく捻挫したんだろ？」

「…うん、ほんとに軽く。走ってちょっと痛いくらい…」

岩「ばか、走んな」

ひーくんにぽんっと頭を撫でられる。

岩「…お前、そんくらい小さい怪我だと多少痛んでも我慢するだろ、誰にもなんも言わねーしさ」

「…うん…わざわざ捻挫したって騒ぐのも違うかなって…」

岩「…馬鹿だよお前、本当に。それで悪化して一生踊れなくなったらどーすんだよ。

俺お前のダンスが世界一好きって言ってんじゃん。

もっと俺に好かれてる自覚持てよ…」

ひーくんが、はあ…と重いため息をついた。

「えっ」

皆「「「えっ/////」」」」

岩「…？ …！！！

別に変な意味じゃねーから？！そのまんま！！！」

顔を真っ赤にしたひーくんが、首を振った。

岩「…マネージャーから聞いてたの！お前の捻挫。

だからあんまり踊らせなかったし、
アクロバットもさせなかった。心配だったから」

「…そういうことだったのか…」

深「そーよー？すっげえ心配してたんだから。しゅががいないとき緊急会議開くくらいね〜」

岩「いうなよ？！！」

深「元はと言えば照の説明不足でしゅがが不安になっちゃったんだから、言い過ぎくらいがちょうどいいんだろ？笑」

向「てるにぃ、かわいかってんで？笑

昨日A達が出てったあと、
『糖尿病なったら骨腐るしチョコ与えない方がいいよね？』って俺に確認してたんやから笑」

「糖尿病…？骨腐る…？」

Aがキョトンとした顔で復唱すると、みんながニヤニヤする中、ひーくんは顔を真っ赤にして俯いた。

岩「…俺も人のこと言えねーけど…お前甘いもの好きじゃん。食いすぎて万が一骨弱くなったりしても…嫌だから…」

「いや？！？！心配しすぎじゃない？！それは？！

糖尿病疑いが出てからでよくない？！」

岩「は？！なってからじゃおせえから！！いっただろお前のダンス好きなんだって！踊られなくなったら困るんだよ！」

「くっそ意味わかんないんだけど？！？！」

阿「 ( …あれれもっと喧嘩になってる？笑)」

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