君の彼氏になりたい。(4) (ページ40)

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殴られたこと。
当時の自分は、そんな自分を守るためにAに八つ当たりをしてしまったこと。
結局いままで、何も守れない自分が嫌なこと。

自分の気持ちを言葉にするのは難しかった。

時系列がめちゃくちゃになりつつも、
一生懸命自分のことを話すリューキに、11人は真剣に耳を傾けた。

リ「…ま、そんな感じで。」

話し終えたあと、空気がシーンとしてしまった。

やっぱり話さなければよかった、と心が痛んだが、
やっと自分のトラウマを話せた気の緩みからか、手がわずかにぷるぷると震えていた。

そんなリューキの手を、Aは握った。

「ごめんね…」

そして、そう呟くとAはリューキを抱きしめた。

リ「は？えっ、…何ッ…」

「なんでリューキが突然私にあんなこと言ったのか、その理由をいままで考えられてなくてごめん…。

リューキが理由もなくそんなことするような人じゃないって、1番私が知ってたはずだった…」

話してくれてありがとう…

その一言と同時に、Aは抱きしめる力を強めた。

リ「…っAは悪くねーって、俺が… 俺が…」

佐「…どっちも悪くないよ」

さっくんはそう言って、2人まとめて抱きしめた。

佐「お前らどっちとも悪くない、悪くないから…」

阿「そうだよ、あんまり自分のこと責めすぎないで」

岩「…あの3人組なら、俺と翔太でシメたよね？笑」

渡「あれ、そーだっけ？」

深「翔太が舌出して煽ってたやつか笑」

宮「そんな日もあったね笑」

渡「そーだっけ？！笑」

ラ「康二君は泣きすぎだって…笑」

向「だ、だって…友達のこんな辛い気持ち聞いたら、もうっ…もうっ…」

目「(…もうリューキくんと友達になったのかよ笑)」

ト「…俺も、知れてよかったよ。ありがとな」

トーマも目を若干うるうるとさせながら、そう言ってリューキの肩をぽんぽんと撫でた。

さっくんが離れ、Aもリューキから離れようとすると、リューキはAのことをまた強く抱きしめる。

「んっ？どした… …」

リ「あのさ、俺… …お前のこと好き」

「…エッッッッッ」

全「「「「は？！？！」」」」

ト「…(うわ〜この地獄のタイミングで言っちゃうのかよ〜笑)」

Aはポカンとし、
SnowMan9人は声を荒げた。

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