君の彼氏になりたい。(4) (ページ39)

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岩「…大事なメンバー傷つけられて、許せるか許せないかって言われたら俺はもちろん許せない」

ひーくんの言葉に、一斉に視線が集まる。

岩「…でも、お前のパフォーマンスは本当に尊敬できる。だからこそもっと強くなってほしい。大事なものを守るためにも、強さは絶対必要だから」

ひーくんの言葉には、重みがある。

リューキは下唇を噛み締め、強く頷いた。

深「…てかさ、いままで色々抱えてたんでしょ〜？」

ふっかの気の抜けたような声に、リューキは顔を上げた

深「そんな感じがしたんだけど…違う？」

阿「俺がそれ最初に言ったんだよ？笑」

深「阿部ちゃん！シッ！俺だって思ってたの！笑」

佐「それ言うなら俺もそー思って…」

深「うるっせえなぁ！！！いま俺のターン！！！笑」

ふっかはゲラゲラ笑った後、ふうっと息をついて、
リューキを見つめた。

深「そういうのってさ、溜め込むとほんっと自爆しちゃうから。吐き出すのって大事だと思うんだよねえ。」

リ「…そ、すね」

深「いちおほら、僕ジャニーズですし。かつての先輩として？聞いてあげなくもないけど？」

「だりー…」

深「しゅが！！だりーっていうな！！」

ト「俺も聞きたい。お前、自分のことあんまり教えてくれないじゃん…」

トーマの一言に、その場はみんな「聞いてあげる！」モードに早変わり。

リ「…既にジャニーズでもなんでもない俺ですけど、話してもいいんですか？」

深「もちろんっ」

ラ「うんっ」

岩「いいよ」

宮「なんでもどうぞ」

渡「…聞いてやらなくもない」

目「俺でよければ。」

阿「どうぞ〜！！」

向「友達の悩みはそら聞くわ！！」

佐「何なりと！！」

「てか、当時お世話してた私がいるじゃん！！！なんで一番に私に言わないの！」

突然声を張り上げたAの姿に、みんなブハッと笑う

リ「いや、どっちかっつーと俺だろ…世話してたの」

「い、いいよそんなんどっちでも！」

阿「いいんだ笑」

「とにかく！私たちが話聞くから言ってごらん！！」

リ( …私『たち』か… )

ちくっと胸が痛んだのを笑って誤魔化して、
「それじゃあ…」と、リューキはジャニーズ事務所を辞めるきっかけとなったあの日の出来事を話し始めた。

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