君の彼氏になりたい。(4) (ページ33)

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岩(…なんだよあのキャラ)

ラ(地上波では王子様キャラなの…？！)

『あ、はは……熱狂的なファンの皆さんですね！』

ト「あははっ！俺らのことだけずーっと追いかけてきてくれる一途なファンなんでっ！ね？♡」

女「きゃー！！トーマァァ！♡」

女「…っ痛っ！」

トーマの一言に湧いた女の子がぴょんぴょんと跳ねながら喜んでいると、隣に立っていた女の子に思い切りぶつかり、その子がよろけてしまった。

だが、そんなこと気にもせずトーマに手を振り続ける女。

サ「ファンやばいね…」

タ「マナー悪いな…あの子とかマスクしてないし…」

タイガの言う通り、マスクを外しBattlecryに顔を覚えてもらおうと必死にアピールするファンの姿もあった。

リ「… とりあえずBattlecryでーす、よろしくお願いしまーす」

女「「「きゃああっ！♡」」」

『あ、はは…えーと！それでは！早速VTRから参りましょう！視聴者にアンケートをとったのは、『これを聞くとテンションが上がる歌』です！どうぞ！』

SnowManを対応してる時とは打って変わって、引きつった表情のアナウンサーが退くと、VTRが映し出された。

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VTRが流され、ワイプに切り替える時だった。

「ねーねー！」

女「！！あんたじゃない？！」

女「え？！わたし？！」

Aがステージの前の方に駆け寄り、観客の前にしゃがみこむ。

Aの目線の先には、さっきバトクラファンにぶつかられていた女の子の姿があった。

「さっき大丈夫だった？」

Aが声を小さく、ほぼ口パクでそう尋ねると、女の子は緊張したように…でもとても嬉しそうに「うんうん！」と高速で頷いた。

「ならよかった、体調悪くなっちゃったりしたら言ってね！」

女「… ！！好き… …！！！」

ア「ああもう…今日も推しが天才すぎる…」

サ「また1人落ちたね…」

岩「…マジで、遠慮なくすぐ教えて」

Aの肩を組むようにひーくんが並び、その女の子に一緒になってまた声をかける。

女「…！！！SnowMan好き！！！」

タ「…ひーくん、好き… 」

タイガくんはぽっと頬を赤らめて、思わず口に手を添えてそう呟いていた。

ア「…強火岩本担…」

タ「男なら一回はひーくん通るんだよ…」

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