君の彼氏になりたい。(4) (ページ4)

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ひーくんは慌てたように、Aの顔を覗き込んで、頭を優しく撫でる。

岩「どうした？何があった？どこか痛む？

…みんななんか知ってる？」

ラ「わ、わかんないっ」

宮「急に泣き出しちゃって…」

岩「A、黙ってちゃわかんねえよ。どっか痛ぇの？痛ぇなら言って。ちゃんと教えて」

「…こ、心が…」

皆「「「ん？」」」

「こころが……い゛たい… っ！」

そう頑張って言葉にして、再びうええんと大泣き再開するAに、みんな目をまんまるにした。

目「こ…心？…どういう… どうした？」

深「誰かに何が嫌なこと言われたとか？」

渡「…なんでも吐き出せ。そのために俺らがいるんだろ」

阿「…ゆっくりでいいよ、大丈夫だから」

宮「呼吸整えて、大丈夫大丈夫」

向「しゅがぁ〜…俺らそばにおるからね？？」

ラ「そうだよ…深呼吸、深呼吸…」

「うっ、…う、ひ、ひーくんが…」

佐「ひかるが？！？！」

さっくんがバッとひーくんの方を見ると、みんな勢いよくひーくんを睨みつける。

岩「…は？！俺？！」

「ひーくんを、怒らせちゃった、からッ…」

う、う、と嗚咽を上げながら子供のように泣くAの姿に、みんなポカンとする。

岩「… …？お、怒ってないけど… 」

「つ、つ、冷たい…
アクロバットやんなくていい、っていうし…
私のダンスパートめちゃくちゃ減ってるし…

チョ、チョ、チョコいつもみたいにくれなかったし、

なんか怖い顔してるし、嫌われたのかなってッ…」

目「…しゅがってさぁ、可愛いよねホント笑」

はあ…と大きいため息をついて、めめが笑った。

向「こういうとこよなぁ、ほんま笑」

深「まーでも今回のことはひかるが悪いわ、言葉足らずだな。笑」

佐「そーそー、それに今日に限らずいつも怖い顔してんじゃん！ひかる！」

岩「…お前さぁ…笑」

佐「にゃははっ！笑」

ラ「はーあ… …岩本くん、ちゃんと言ったげて！」

阿「今回は完全ひかるが悪いよ？」

宮「同感」

渡「同じく」

岩「…わかったよ。笑

A、右足見せて。」

「… …右足？」

ひーくんの言葉に、Aは首を傾げた後
右足を突き出した。

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