君の彼氏になりたい。(4) (ページ28)

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阿「あっ！いたいた〜！！」

佐「うおお〜い！なにしてんのお〜！」

そこで、5人を見つけた6人がタイミングよくバタバタこちらに駆けてきた。

佐「こおじ？！ほっぺ真っ赤じゃん？！Aもどーしたの、大丈夫？！」

ラ「え？！どしたの？！」

向「んんん〜っ！大丈夫やないけど大丈夫ぅ〜！」

阿「とりあえず、自販機でなんか適当に冷たいもの買うから冷やそ？！」

深「は？え？なになに？どしたの？！」

座り込む康二とAに駆け寄る、
さっくんとラウールとふっかと阿部ちゃん。

岩「… なぁ、これ何？」

目「…ちゃんと説明してくれますよね？」

ひーくんが7人を守るように間に立つ。

そんなひーくんに並ぶようにめめも立つと、2人とも凄い形相でトーマとリューキを睨みつけた。

リ「… これは…」

ト「リューキ！！」

トーマは焦ったようにリューキの腕を掴み、9人にペコっと会釈するとその場を離れた。

ト「…また、本番後に！ほんとすみませんでした！」

リ「は…？！待てよっ、話を…！」

ト「せっかく向井君が止めに入ってくれたのにこれ以上火に油注ぐな！！ほら！行くぞ！」

リ「…ッ」

駆けていく2人の背が消えるまで睨みつけたひーくんとめめは、まず背後のしょっぴーに目を移した。

岩「わり、遅れて… 大丈夫？どうした？」

目「しょっぴーどこ行ってたの…心配してたんだよ？」

渡「…ごめん、俺…」

そもそも俺が一人で行動しなければ…、と後悔の表情を浮かべ、グッと悔しそうに俯くしょっぴー。

そんなしょっぴーの頭を、めめがぽんぽんと撫でた。

渡「…？」

目「しょっぴーは悪くないんだから、そんな顔しないで」

めめが微笑むと、しょっぴーは小さく「ありがと…」と呟いた後、下唇を噛み締めた。
その様子に、ひーくんも「うんうん」と頷く。

そして、3人は康二達に目を移す。

岩「…康二大丈夫？」

阿「とりあえず冷やしてるとこ！」

向「冷たくてきもっちえぇわぁ〜…」

「ッこーじ…こーじっ、ごめんね、こおじ…ッ」

Aが勢いよくガバッと康二に抱きつくと、「おっとっとぉ！」とよろけた後、康二は嬉しそうに微笑む。

向「だいじょーぶ、大丈夫やでぇ〜！

　へっちゃらや、こんなの！」

そして、優しくAの頭を撫でた。

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