君の彼氏になりたい。(4) (ページ20)

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佐「噂で判別したくないから鵜呑みにはしてないけど。

…とにかく急いでるからこいつ返してくれる？」

さっくんの無言の圧力に、3人は高速で頷いた。

さっくんと阿部ちゃんに挟まれ、
Aは廊下を歩いていく。

そんな3人の背中に、
男たちのコソコソした話し声が聞こえた。

男「…まじびびったぁ…笑」

男「Aってまだジャニーズいたんだな笑」

男「全然噂聞かねーから辞めたかと思ってたわ…」

男「てかさっき、僕ら…って言ったよな？もしかしてグループでも組んだのかな？」

男「え？！女と組まされたってこと？！笑」

男「それって男として屈辱だよなぁ〜！！！笑」

男「絶対グループ内で色々アんだろーな！笑」

佐「…うるせえ奴ら」

阿「構ってるだけ無駄だね、行こ」

「… …ごめんなさい」

自分のせいだと言わんばかりに俯くA。

Aのせいじゃないんだから気にしないで〜と、隣で優しく微笑むあべちゃんと対照的に、さっくんは振り返って舌打ちをした。

男「あー！俺らもAとヤってみたかった！笑」

男1人がそう大声でいうと、ゲラゲラ笑い声が聞こえる。

阿「…あいつら」

佐「…マジ無理だわ、ぶっ飛ばしてくる」

「さっくん！？」

腕捲りをして振り返り、男3人の元へ走り出そうとするさっくんを追い越して、ひーくんとしょっぴーが男3人の前にグイっと詰め寄った。

コワモテ筋肉高身長と、目つきの悪い塩顔2人の気迫に、男3人は圧倒される。

男「えっ？！」

岩「…うちのメンバーに喧嘩売るとか度胸あんじゃん」

渡「事務所どこ？控えとくから教えろよ」

佐「…照、しょーた…」

阿「結局きたの？！A迎えにいく係決めのジャンケンでせっかく俺勝ったのに意味なくない？！」

「…？ジャンケンで決めたの？笑」

宮「…みんなAのこと迎えに行きたくて仕方なかったんだよ、ごめんね」

舘様がハハっと微笑み、優雅に登場する。

渡「！！要らんこというな！！！」

岩「…なんでそういうこと言うかな、ホント…」

深「A！！迎えにきた〜！」

「ふっかぁ〜！」

阿「ねー！ジャンケンの意味ないじゃん！」

佐「…もー、早く戻ろうぜ」

岩「…ん。ねえ」

アベンジャーズ集合を目にしたように呆気に取られていた3人は、ひーくんの声に震える

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