君の彼氏になりたい。(4) (ページ13)

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Battlecryのパフォーマンスは
ロボットダンスから始まったと思ったら、
アクロバットを織り交ぜたようなダイナミックダンスになったり、フォーメーションもコロコロ変わって面白い。

見ていて「次は何をしてくる？」とワクワクさせられる。

激しく動いても呼吸で歌声が乱れることもない

この完成度をリハで見せつけてくるところも、出演者をどこか煽っているようで嫌味な感じがする。

佐「うっわ、すっげぇぇ！」

阿「めちゃくちゃかっこいいじゃん…！」

向「リハでこのレベルかいなぁ？！」

純粋で正直なさっくんと阿部ちゃんとこーじは目をキラキラ輝かせて、思わず拍手をしていた。

渡「…は？俺らだって出来るレベルじゃん」

宮「美しさはこっちの方が勝ってるよね」

しょっぴーは口を尖らせて、Battlecryを睨みつける。
その横で、舘様は腕を組んで笑っていた。

目「おお、確かにすっげえ」

深「んははっ！あれは勝てねーわ！笑」

岩「…は？おい、勝てねーとか言うなよ」

深「いやいや、ジョーダンだから！笑」

「笑えねー冗談いうなよ… …」と呟いたあと、ひーくんはため息をついてからジロっとBattlecryを睨みつけた。

深「 ( … …めちゃくちゃ焦ってんなぁ、照) 」

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岩「 (そこでそういうフォーメーションに持ってくるのか…なるほど。次はそういう動き…。いや、俺だったらそこはもっと…)」

険しい顔をしながら、ジーッとBattlecryのパフォーマンスを見つめるひーくん。

その横で、ラウールも腕を組みながらBattlecryのパフォーマンスを眺めていた。

「…かっこいいなぁ」

「「「？！？！」」」

Aの小さく発した一言に、9人はバッと目をやる。

渡「…かっこいい？何が？」

しょっぴーがAの肩にぶつかる勢いで近寄ってきて、顔を覗き込んで聞いてくる

「いたっ、え、何っ！」

渡「誰がかっこいーの？」

「え…Battlecry…」

宮「…の？誰？」

「え？いや、誰とかじゃなくてダンス！」

「「 (それはそれでムカつくなぁ…) 」」

みんなイライラしたような表情を浮かべる中、特に振り付けもしてるひーくんは、ダンス魂が煽られたのかすごく険しい顔をしていた。

みんなが改めてBattlecryに目を向けると、センターで踊るリューキがこちらに気づいて、ニヤッと微笑んだ。

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