君の彼氏になりたい。(4) (ページ11)

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楽しそうに踊ってるかと思えば、
突然全身の力を抜いてゆるーく踊り出し…

かと思えば、バキバキにキメてくる。

しょっぴーとAは実際に曲を口ずさみながら踊っているのだが、それでもブレない歌声。

ふわっと舞い上がる髪が
更に良い雰囲気を演出していて。

ト「すっげ…髪一本一本まで神経通ってるみてぇ…」

その時折見せる女性らしさも愛らしい。

背の高い男たちに混ざる、「唯一の女の子」。

その肩書きを、むしろ武器にしている。

ト「あれは真似したくても誰も真似できねーだろうなぁ…」

顎に手をあて、感心するようにSnowManのリハを眺めるトーマの肩に、どんっと人の肩があたった。

ト「あ、すみませ… … …て、お前かよ笑」

リ「〜〜っ！！ちょっとお前静かにして！！」

ぶつかってきたくせに
ギロッとトーマを睨みつけるリューキ。

ト「…はいはい笑」

ため息混じりにトーマが笑った。

SnowManのリハを、じーっと見つめるリューキ。

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向『…噂？』

岩『… …リューキはAのことが大嫌いで、ジャニーズを辞めたっていう噂。』

ラ『えっ…？！』

阿『あ、それ違うらしいよ！

　本当はー… …

リューキ、

Aのことが大好きなんだって』

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リ「 ( … …あーーーくっそ、すげぇ可愛い…。

普段あんなボケボケなくせに、
不意にイケメンになったりとびきり笑顔になったり

なんなんだよあいつ、まじむかつく！！！！)」

顔は険しいくせに、目はキラキラと輝いているリューキを横目に、トーマはゲラゲラ笑った。

ト「… …なぁ、お前さぁ、好きな子のこといじめて許されるのってガキまでだからな？笑」

リ「は？！」

ト「いや好きなんでしょ？Aちゃんのこ… …」

リ「好きなわけねーだろ！？」

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端でやたら騒いでいる2人に、10人は目を移す。

渡「…なに？うるさっ…」

向「リューキくん？がトーマくんに怒ってんかなぁ？」

ラ「え、トーマくん怒られてるの？！」

「…？てかなんであんな近くにいるんだろ？」

深「( …しゅがのこと見にきたんだろ、どーせ笑)」

岩「( 必死に気持ち隠してるとこは同情するわ…笑)」

「？何で笑ってるの？」

深、岩「なんでもな〜い笑」

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