君の彼氏になりたい。(3)

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【後日】






女「…ということで、今日はSnowManの皆さんに直接インタビューさせていただきます！」






(… …コロナ禍はどこいったんだよ！笑)






予想通りの展開に笑ってしまった。
隣にいたラウールに、「どーしたの？」と不思議そうに顔を覗かれて、「なんでもない！」と咄嗟に誤魔化した。





深「はーい、よろしくお願いします！」


「「「よろしくお願いしまーす！」」」




深「てか…珍しいっすね、このご時世に対談て」




阿「まあ、最近はコロナも落ち着きつつあるしね〜」





世渡り上手のふっかとあべちゃんが世間話を振ると、
女はとろんとした上目遣いで2人を見た。






「そおなんですよお、


…以前までは原稿でお願いしてたんですけど、紛失される方がいるもんでしたから〜」







チラッとAの方を見て、女が鼻で笑った。






「 … …( 私のことか。)」










深「へえ〜？

まっ、紙ってすーぐどっかいっちゃいますもんね！

俺もよく無くしちゃうからなぁ〜笑」








おそらくAに対する嫌味だとは知らないであろうふっかだが、彼は誰に対しても配慮ができるタイプだ。




誰も傷つけないふっかの回答に、
みんな「お前の話はいいよ笑」とからかいつつも、




心の中ではきっと常に感謝してる。






女「… …あはは。 えっとー、じゃあまず…」






女は長い髪の毛を耳にかける。


男を落とすテクニックのお披露目会ですか？とツッコミたくなるほど、足を組み替えたり、時折上目遣いをしたり忙しい。






女「なんか…暑くないですか？

　ジャケット脱いじゃおうかなぁ…」






女は手で自分をパタパタ仰ぐ素振りを見せながら、ありがちな作戦でジャケットを脱ぎはじめた。










目「…あ、じゃあ俺暑いの嫌なんで冷房下げていいですか？」






めめが立ち上がって、こちらの回答を待たずにものすごい連打で冷房を下げ始める。






女「えっあっ、寒っ… ！」





目「あ、すみません…俺寒いくらいが落ち着くんで」







という、「女性に服を脱がさない」めめなりの配慮ではあるのだが…。



女が狙っていた作戦は失敗に終わる。





女「で、ではまず…」








…と、女が話し始めるのと同じタイミングで、めめは自分が着ていた上着をAの膝にかけた。




「ん？」



目「？… 使って？」




「…！ありがとう！」




女「… …！ﾁｯ…」




「( …舌打ちした？！)」









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