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Aとめめが不思議に思いながら楽屋に入ると、
今にも泣きそうな顔で立ち尽くしているこーじがいた。
「こーじ?何してんのー??」
目「なんかラウめっちゃ急いで出てったけど」
向「…な、なんでもない…」
明らかにいつもとはテンションが違う康二。
苦しそうな表情で出て行ったラウール。
ああ、こりゃ喧嘩でもしたんだな…と、
瞬時にめめとAは悟った。
「…よし、めめ!こーじのことお願い!」
目「…うん、わかった。ラウールのことよろしく」
「あとでまたうちらで話そう!」
目「ん。ちゃんと戻ってきてね」
めめがぽんぽんっとAの頭を撫でた後、Aはラウールの後を追いかけた。
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辺りを見渡しながら急ぎ足でラウールを探す。
すると、廊下の隅で体育座りをして、腕に顔を埋めたラウールの姿を見つけた。
足が長いせいで、横から見るととてつもなく綺麗な三角形が出来上がってる
なんだかそれかかわいくて、Aは少し笑ってしまった
「何してんのー、こんなところで!笑」
ラ「っわぁ!!… …Aちゃん…」
声をかけて隣に座り込むと、ラウールはビクッとした後、大人しく隣にAを座らせた。
「こーじとなんかあった?」
ラ「… …うん、喧嘩…しちゃった」
「(確か9個くらい歳の差あったはずだけど…笑)
…そっかそっか、何がきっかけで喧嘩しちゃったの?」
Aの柔らかな口調に気持ちが緩まったのか、
ラウールはポロポロ泣き始めた。
ラ「こうじくん、が…さぁ…」
「うん、うん」
ラウールの背中を優しく撫でて
Aはハンカチを渡した。
ありがと、とそれを受け取って涙を拭きながら、
ラウールは話を続ける。
ラ「さっきの会見で…康二くん、SixTONESの方がかっこいいって言ったの…笑いながらだけどね、
俺は、それが…自分に言われてるみたいに捉えちゃって。
俺、まだまだ全然ダメだし…かっこよくないし…
そんな俺が急にセンターに立って…。
そう言う思いがあったから、モヤモヤしちゃって…
康二くんに言っちゃったんだ、
ネガティブなこと言うのダサいって…。
そしたら康二くんも…怒っちゃって、それで…」
話しながらポロポロと涙を流すラウールを、
Aは「そっかそっかぁ…」と言いながらギュッとした
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なな(プロフ) - 美紀さん» 私もSnowMan大好きです!ありがとうございます☺️お互い気をつけましょうっ!❤️ (2022年4月12日 0時) (レス) id: 099591bc88 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2022年4月11日 23時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2022年4月5日 21時