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それから、普通にHRが始まり、授業が始まった。
紫耀くんは話しかけてきてくれたけど、廉とは一切目を合わせなかった。
授業が全て終わり、部活に行くと、後輩が、先輩、と話しかけて来た。
「ん？どしたの？」
後輩「3年の昂輝先輩が呼んでます。」
「え？あー…ん、分かった。ありがと！」
由夢「じゃあ、私戻るまで他の人としてるね」
「ん、すぐ戻るから、ごめんね？」
由夢「絶対すぐだよ？」
「うん、わかってるよ笑」
昂輝先輩は結構女遊びが激しいって噂になってる先輩。
いつもなら、行く気も起きないけど、一応行ってみようと思って、返事をした。
昂輝「Aちゃん」
「…なんですか。」
昂輝「永瀬と喧嘩したんだって？3年まで噂流れてるけど」
「そんな大きい喧嘩じゃないんで…先輩に関係ないです。」
昂輝「なんでそんなこと言うの？俺、Aちゃんのこと好きなんだけど」
吐息まで全て気持ち悪くて、逃げようとしても壁に追い込まれており、手を握られているから逃げられない。
昂輝「Aちゃん、好きなの永瀬でしょ？」
「違います。」
昂輝「ほら、この写真見て？」
見せられた写真には、私と廉が笑いながら歩く姿。
昂輝「この写真以外にもやばい写真あるけど、バラされたらどうする？嫌だよね？」
「何するつもりですかっ…」
昂輝「Aちゃんとシタイ」
「は？無理です。」
昂輝「我儘だね。この1回だけでいいんだよ？そしたらこの写真もバラまかない。俺も一切近づかない。」
「ほんとですか？」
昂輝「もちろん。」
「…無理です。すみません。今日は。」
昂輝「は？なんで？」
「部活あるんで」
続きます
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作者名：なな | 作成日時：2019年10月13日 9時
