蝕まれていく心 ページ31
時は過ぎていった
Aとは何度かこっそり会っていた
『珀亜おにー様！』
頼られる喜び
妹のようなそれより大切な
俺の中でAは大きな存在になっていた
だがその頃
母さんは力を求め俺になんでもやらせようとした
「母さんやめてくれ！！俺もっと強くなるから！！」
母さんが俺に注射を打とうとする
嫌だ嫌だ！！
「あんたまで…私をばかにするのね！昔はお母様と呼んでいたのに！」
「母さん……」
それは少しでも普通の親子になりたかったから…
俺のわずかな甘えだった
「…力よ…あの力さえあれば！！私はクインスに勝つことができる！あの子は妹の分際で容姿も性格も男もみーんな私から奪ったのよ！！本当は！銀狼頭首の妻は私だった！」
母さんは俺の方へ一歩一歩近づいてくる
母さんの両手がおれの頬を包んだ
「珀亜ぁ…あなただけよ…あなただけが母さんの頼りなの…ね？」
見えているよそう言って注射を打とうとしてるの
でも初めて俺の目をみて名前を呼んでくれた
もういいよ母さん…俺が全部終わらせる
ザシュッ
「ひぇ…ぁ…はぐ…あ…」
ザシュッグシャ…
ボロボロになっていく母さん
「サヨナラ母さん……」
これでもう自由そう思ってた
だが母さんを葬ったその日から俺は
幻覚や幻聴を見るようになった
コロセ…アイツラヲ…
ソウスレバスベテオワル
チカラガテニハイル
俺は力なんていらない！！
殺 したはずの母さんの幻覚を見るようになった
ハクア…オカアサンニスベテマカセテ
ミヲユダネナサイ
「やめろぉぉぉおぉおおお！！」
俺の記憶はそこから曖昧だった
そしてあの日
目の前に広がるのは
血……
クインス叔母さん…？
…なんで…？
雇った奴らも殺られている
俺がやったのか…？
珀「Aは！？」
少しずつ俺は記憶を取り戻した
Aは不思議な光とともに消えていた
違う…俺は…
俺は気づいたら泣いていた
珀「…ぁ…俺はなんてことを……」
なんで…俺は…自由になるはずだったのに
そうか…力が俺の手に渡れば
俺は自由になれる
その日から俺は行方不明になったAを探した…
力のこともあるが
もう一度あの太陽のような笑顔をみたかったからだ
そしてやっと見つけた…そう思ったのに
『シュウさーん！』
その笑顔を…
そいつにみせるの？
また俺は
いらない存在となるのか
「手に入れてやる」
俺の中でAへの感情が歪んだ
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アリス - 空さん» そうだね！（≧∇≦） (2015年11月30日 21時) (
レス) id: 74c50fc250 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - アリスさん» そうなんだ！みてみる＼(^^)／お互い頑張ろうねp(^^)q (2015年11月30日 18時) (レス) id: c6d96d82dc (このIDを非表示/違反報告)
アリス - よろしくね（≧∇≦） あっ、私をディアラバの小説を書いているよ！ (2015年11月23日 9時) (レス) id: 4805b4bd95 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - アリスさん» いいですよ！では私もさっそくタメで！よろしくね！！ (2015年11月20日 18時) (レス) id: c6d96d82dc (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 空さん» 有難うございます！ タメでもいいですか？ 私はいいですよ（≧∇≦） (2015年11月18日 20時) (レス) id: 4805b4bd95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空 | 作成日時：2015年9月16日 21時
