【DIABOLIK LOVERS】上弦の月

初めての吸血 ページ18

はぁ……疲れた……

リムジンの中って静かでも息苦しいし皆がしゃべればしゃべったで疲れる……


『とりゃぁぁぁぁぁぁぁ』


私はベットにダイブした


バフッ

「うっ…………」


ん？

なんか今人の声がしたような
しかもベットにダイブしたのに柔らかくない


…………

シ「重い……」

『えぇ！シュウさん！？何故ここに！？』

「……ふぁ」


いるのが当たり前かの様にあくびをひとつするシュウさん


私はシュウさんの上に馬乗りになってる状況だ……おりなきゃ


グイッ


『っ！』

腕を急に引っ張られ私の胸元がシュウさんの顔に近づく

『ちょっとシュウさん！ふざけないでくださいよ！』


「あんた……これをどこで手に入れた？」

シュウさんは私の胸元にしまっておいたペンダントを手に取る


『ああそれは詳しく話すと長くなるんですけど
まとめると私が物心ついたときにはありました』


「どういうことだ」

『だから、親が置いてったのかなんなのか
私孤児で拾われたんですだからよく知らないんですよ』


「じゃあここに刻まれている紋章も知らないのか？？」


『この模様って紋章なんですか』



「ふーん」


さっきから質問攻めでなんなんだ

『あの、シュウさん起こしてもらっていいですか？？』


私はシュウさんのうえで微妙な体勢だったため
起き上がることも倒れることもできなかった
きつい……



「ふん……そのままでいれば？あんた似合うよその格好」

『全然うれしくないですね！だから早く……』

「だめ…………」


シュウさんはそうつぶやくと私の腰に手をまわし引き寄せた



『ぎゃっ！』

「色気のない声」

『シュウさんなにを……いっ！！！』


私は突然の首元の痛みに驚き体を仰け反らせる


な……に……

痛いっ！やだ！


「っ……はぁ……なにこれ……力が溢れてくる……」


『や……め……』


ジュルッと音をならしながら
貪るように私の血を飲むシュウさん



意識が……







その時私は自分の異変に気づいていなかった

秘められた力→←ア「ふざけてんのか」 ラ「ふざけてるよね？」 カ「ふざけないでください」 ス「ふざけてんな」シ「ふざけてる」 レ「ふざけてますね」 『私が何をしたぁぁぁぁぁぁ！』

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