【DIABOLIK LOVERS】上弦の月

ア「ふざけてんのか」 ラ「ふざけてるよね？」 カ「ふざけないでください」 ス「ふざけてんな」シ「ふざけてる」 レ「ふざけてますね」 『私が何をしたぁぁぁぁぁぁ！』 ページ17

学校が終わりリムジンへとユイと向かうと


男子3「柊さーん！」


ある男の子が私を呼び止めた

だれだっけ？


『どうしたの？男子3くん』

「……それ小説での呼び名だからね。俺は前田弘」

『……ごめん前田くん』

前「いいよ別に今日来たばっかなんだし！
あのさ俺柊さんのことすっげぇかわいいなって思ってだからその……俺とデートしてください！」


…………

唐突すぎて、なにもいえない私

ユ「Aどうするの？ｺｿｯ」


『あ、うんごめん。私のまだ前田くんこと分からないしそれに』

前「それに？」



『リムジンからの色んな目の色の視線が痛いからとりあえずお断りしておくよ』

リムジンから漂うとても重たく不機嫌なオーラが…………


前「うっ……今日のところはやめておくよ！
でもまた誘うからね！バイバイA！ﾁｭｯ」


私の頬にキスをおとし
さっそうといなくなってしまった前田くん

前田くんって結構アメリカンなのね

そして私とユイはリムジンへ乗り込む



ア「ふざけてんのか」
ラ「ふざけてるよね？」
カ「ふざけないでください」
ス「ふざけてんな」
シ「ふざけてる」
レ「ふざけてますね」



私が何をしたぁぁぁぁぁぁ！





ユ「まぁみなさん、おちついて」


ア「これがおちついてられっかよ！」

ラ「そうだよ！きいた？あの最後のAってやつ！」

カ「君は僕をわざと腹立ててるんですか？！」

ス「キスまでしていきやがった」

レ「あの方には早急にﾊﾟｽﾎﾟｰﾄの手配をしてもらいましょうか」



レイジさん国外追放しようとしないで！

私にどうしろと言うんだ


リムジンで皆の怒りが収まるのには時間がかかった……

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ス(ったくなにがアメリカンだよ)

(ねぇこの家族って読心術にたけてるの？)



ユ(シュウさんは最後なにもいわないんですね)

シ(俺はあの流れで言っただけだからな)

(それひどくない？なんの理由もなしに私ふざけてるっていわれたの？ねぇ)

シ(ふわぁ)

(…………)

ユ(A泣かないで)

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