~Forever Love~ (ページ10)

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滞在先ページ10

ふぅ〜〜〜。

ベッドに腰をかけると自然とため息が溢れた。

これからレコーディングの期間、ずっと滞在することになるホテル。

そのまま後ろに倒れ込み、目を閉じると今日の出来事が思い出された。

夢…じゃないんだよね…。

再び目を開くと丁度部屋のチャイムが鳴った。

『どーぞー』

そう言い終わる前に勢いよくドアが開いた。

あ、見なくてもわかる。アイツだ。

シ「A！！外見た！？すっげ〜綺麗よ！」

はいはい、綺麗でしょうよそりゃ。そう思いながら起き上がり窓の外を見ると想像以上の景色が広がっていた。

『うーわマジか！めちゃくちゃ綺麗じゃん！』

目に飛び込んでくる無数の光に圧倒されているとシュウがキョロキョロし始めた。

そして一言。

シ「なんで俺の部屋より広いんだよ！！」

え、部屋の広さ違うの？

そう聞くより早くシュウは隣の部屋に向かっていた。

まぁいっか。と再び外を眺める。

部屋にはバルコニーが付いていて外に出られるようだ。

こんな良いホテル泊まっちゃっていいのかね(笑)

そう思いながら窓に手をかけると隣の部屋からシュウの声が聞こえた。

シ「メンバー内差別だぁー！！！！！」

隣、タケルの部屋に向かうとシュウがベッドで手足をバタバタさせていた。

タ「お前が最初に部屋選んだんだろ(笑)」

シ「だってみんな同じタイプの部屋だと思うじゃん！ってなると部屋の位置の取り合いだろ！！端の部屋ならまだしもなんで間の部屋が狭いんだよ〜(涙)」

どうやら端のケイの部屋含め、シュウの部屋以外は同じ広さらしい(笑)

『まぁ、これも日頃の行いってやつだね(笑)』

タ「こんな良いホテルで1人1部屋貰えてるんだ。ガキじゃねぇーんだからそれくらいの事でピーピー言ってんな(笑)」

シ「笑ってんじゃねぇーか！」

まぁまぁと宥めつつ、みんなで夕食へ向かうことにした。その後もシュウの訴えは止まらなかったけどね(笑)