~Forever Love~ (ページ15)

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深夜ページ15

ロサンゼルスに来て早一週間以上が過ぎた。レコーディングは順調に進んでいる。

メンバーと一緒にいる時間も日本にいた時より長い。ホテルで食事をとるときも、空き時間での観光も一緒にしていた。撮影のカメラは入ってたけど、とにかく楽しかった。

ただ一つ問題点を挙げるとすれば…

♫〜

スマホの着信音で目が覚める。画面を見るとYOSHIKIさんからだ。

まだあまり開かない目を擦り電話に出ると、曲のことで話があるからスタジオに来てくれとのこと。

着替えながら時計に目をやると、3:10 a.m.の文字が。

YOSHIKIさんがショートスリーパーというか全然眠れないって言ってたのは聞いていたが、私は違う。

むしろめちゃくちゃ眠れる(笑)寝過ぎて心配されるぐらいだ。

眠いよぉ〜と半分目を閉じながらでロビーに向かうと、スタッフさんが迎えに来てくれていた。

すみませんと何度も謝る様子にこちらが申し訳なくなる。車に乗り込むとすぐに瞼が落ちてきた。

間もなくして車のドアが開かれる。もうスタジオに着いたらしい。

ガラス張りのドアの前まで行くとYOSHIKIさんが譜面を見つめていた。

イスに深く腰掛け、右手はペンを持ちながら肘掛けの部分で頬杖をつき、左手は組んだ脚の上でリズムを刻んでいる。

ふと顔を上げこちらの存在に気づき表情が柔らかくなる。

この優しい笑顔を向けられると全て許そうと思える(笑)我ながらチョロいやつだ(笑)

Y「あ、来た。呼び出しちゃってごめんね。あれ、A寝てた？」

そう言いながら近くのキャスター付きのイスを引くYOSHIKIさん。ここに座れってことらしい。

そりゃ寝てるでしょうよと思い、笑いながら席に着く。

『YOSHIKIさんは？帰ってないんですか？』

Y「うん、良いところだったからもう少しって思って。あ、3時過ぎか。ますますごめんだね(笑)」

『身体壊しちゃいますからたまにはちゃんと休んでくださいね♪』

それから曲の話に入るとどんどんと時間が進む。一段落ついたときにはもう外は明るくなっていた。

私が伸びをしていると、YOSHIKIさんが尋ねた。
Y「Aたちってさ、どこからここまで来てるの？」

ホテルの名前を言うと、そっか〜と何かを考え込む。

その後放たれた言葉に私は耳を疑った。

Y「Aさ…俺の家に住みなよ！」