~Forever Love~ (ページ12)

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休憩ページ12

YOSHIKIさんに連れられるままスタジオの外に出ると、ピカピカのアストンマーティンが…。

当たり前のようにどうぞ〜と車のドアを開けてエスコートしてくれるYOSHIKIさん。

開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。

私を助手席に乗せドアを閉めるとYOSHIKIさんも運転席に乗り込んだ。

Y「んーと…どこ行こうか？(笑)俺、俺が連れ出しといてどこ行こうっていうのも変な話だけど(笑)」

そんなYOSHIKIさんを見ていると、急に緊張がほぐれ笑いが込み上げてきた。

『決めてなかったんですか(笑)んー、そうですねー。ロサンゼルス全然知らないしなぁ。』

Y「そうか、そうだよね！じゃあ、僕のお気に入りの場所にしよう」

そう言うとYOSHIKIさんは力強いエンジン音を響かせながら何処かに向かい始めた。

車といい、エスコートといい、運転している姿といい、全てがかっこいい、というかなんかもう凄すぎて(笑)笑いしか出てこない。

あれ？そういえばさっき、俺って言ってたよね？こういうのなんか素を出してくれた気がして嬉しい♪

なんて考えて窓の方を向きニヤニヤしていると、

Y「Aはさ、どうして音楽始めたの？」

運転中、そんな話を振ってくれるんだと内心驚きながら話始める。

『完全にタケルの影響です(笑)
　タケルとは幼馴染で。お兄ちゃんみたいな感じかな？ずっと遊んでくれてて。

　でも、タケルが中学生になって、バンド組んだって聞いて。あまり構ってくれなくなったんですよね。それでライブやるから来いってことになって、見に行ったんです。

　それがまぁ酷くて(笑)それでも楽しそうにしているタケルにちょっとジェラったんですよね(笑)私だってできるもん！って(笑)

　それからですかねぇ…。』

Y「じゃあAはタケルがいなかったらやってなかったんだ。なんかいいね、そういうの。運命だよね。」

『かもしれないですよね(笑)』

信号で車が止まり、2,3拍空いてからYOSHIKIさんが言った。

Y「なんかいいけど、今のちょっと妬けちゃうなぁ」

『…え？(笑)』

Y「えぇ？(笑)」

『えぇ〜なんですかそれ(笑)』

Y「フフッ(笑)だってタケルくんのこと…