67話 一回戦後、キルアの疑問。 ページ31
「なんでわざと負けたの?」
キルアがハンゾーに話しかけた。歩く足をぴたりと止めたハンゾーはキルアの問いに答えた。
「……わざと?」
「殺さず「まいった」と言わせる方法くらい心得ているはずだろ、あんたならさ」
キルアの問いはヒソカとレオリオ、クラピカの動きを止めた。
ハンゾーの答え。
それはキルアを納得させるには程遠い答えだった。
「目に映る憎しみや恨みの光ってのは訓練してもなかなか消せるもんじゃねー。しかし、ゴンの目にはそれがなかった。信じられるか?腕を折られた直後なのによ。あいつの目はそのこと忘れちまってるんだぜ。気に入っちまったんだ、あいつが。あえて敗因を挙げるならそんなとこだ」
キルアの目が黒く染まる。
あぁ、その目、嫌いだな。というAの呟きが響いていた______
「……キルアが……なんで?」
「反則による失格です」
「反則…まさか」
「相手を死に至らしめました。あれは意図的に失格したものと思われます」
二回戦はA対バルナ(規格外のモブ)でAの勝ち。
三回戦はヒソカ対クラピカでクラピカの勝ち。
四回戦はヒソカ対バルナでヒソカの圧勝。
五回戦はハンゾー対ポックルでハンゾーの勝ち。
六回戦はバルナ対ボドロでボドロが大怪我を負ってバルナの勝ち。
七回戦はキルア対ポックルだったのだが、キルアがあっさり負けを認めた。
八回戦はレオリオ対ボドロだったが、ボドロの怪我を理由に後回しに。
そして、キルア対ギタラクル戦。
「俺が寝てる間に一体何があったの?」
焦ったように話すゴン。
サトツはハズラと目を合わせ、静かにうなずくとゴンのほうを向いた。
「順を追ってお話しましょう。まず二回戦は、A氏が勝ちました。実はA氏とその対戦相手、バルナ氏は異世界の人間という衝撃の真実が明かされ、本人もそれを認めました」
「!?」
「バルナ氏はそれから自身が異世界からやってきた理由を話すと、A氏のツッコミと言葉の攻撃が始まりました」
ゴンは思った。
Aはやはり、強烈な人格をしているということを。←
そしてサトツから次々と試合の全容が明かされていった。
「___しかし、彼にとって、そしてA氏にとっても最大の__がそこにありました」
「え?!どうしてAが___」
ゴンが戸惑うのも無理はない。
それは、Aでさえも____
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立青(プロフ) - でも私はこの小説の作者さんを尊敬していたので少し許せません (2016年2月22日 3時) (レス) id: 3b0210c373 (このIDを非表示/違反報告)
立青(プロフ) - 失礼だと思いますわざわざ言わなくてもいいじゃないですか?部外者が言ってすみません。 (2016年2月22日 3時) (レス) id: 3b0210c373 (このIDを非表示/違反報告)
rei051202(プロフ) - ですが、パッと見ただけでも似すぎています。私は某サイト様の夢小説を大変素晴らしいと思っておりましたので、今不愉快で仕方がありません。 (2015年11月5日 3時) (レス) id: a5998b4dd4 (このIDを非表示/違反報告)
rei051202(プロフ) - 某サイトの管理人様は、あまりにも晒しやパクりが多いため、現在は閉鎖してしまいました。あなたが内容をパクっているという証拠はありませんし、偶然ならば大変失礼なことを言ってしまっています。申し訳ありません。 (2015年11月5日 3時) (レス) id: a5998b4dd4 (このIDを非表示/違反報告)
rei051202(プロフ) - 失礼かもですが、某夢小説サイト様の作品と設定が似すぎています。初めは気のせいかと思いましたが、ストーリーの流れや念能力、オリキャラなど若干の付け加えをしているようですが、ほぼ同じです。 (2015年11月5日 3時) (レス) id: a5998b4dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナめ上 | 作者ホームページ:http://id9.fm-p.jp/494/yellmi8/
作成日時:2014年3月3日 16時