54話 レッツトライで念能力! ページ17
「そうか……貴様は、この世界にとっては規格外の存在だったな。」
「!! あんた、なんで…」
「俺の念は毒を作り出すなんてちゃちな能力じゃないんだよ。未来を見る……それが俺の本来の念!」
……What?
だから何なの?え、馬鹿なの?死ぬの、こいつ。明らかに戦闘向きの能力じゃないじゃん!
「ははっ……アンタ、馬鹿でしょ。」
「馬鹿かどうかは神が決める事!……まあいい、一つ忠告してやる。お前は近い未来、その手で大切な人を殺す。必ずな……!!」
男はAを指差ししながら言うが、Aは何が可笑しいのか一笑いすると真面目な顔に戻り男を睨み付けた。キッと睨み付けるAの体からジワジワと怒りの念がわき始める。
「あんたに何が分かるのっ?!私の未来は……アンタなんかに決めさせやしない!!」
銃を素早くホルダーに仕舞うとフラフラしながらも、両手を叩く。
……そう、これで準備は整った。
「“
辺りが一瞬Aの念で包まれたが、すぐ何事も無かったかのように元の景色へと戻った。
そのオーラをヒソカ、イルミ、そしてAの担当試験官のハズラだけが感じ取っていた。
しかし、他の受験生もオーラは感じとれなかったものの、“何か”を感じ取っていた。
「うっ、うわあぁぁぁっぁあああっっ!」
男は頭を抱えると酷く叫びだした。
彼が見ているのは、Aが自身の念で作り出した地獄のような世界の姿である。
この念が発動されたら、ある条件を満たさない限り元の世界には帰ってこられない。
「……ッあ!…ハァッ、ハァッ……クッ!」
そんな世界の幻覚を作り出すために、A自身も物凄い量のオーラを消費してしまう。
強力無比な能力。それは彼女にとっても諸刃の剣同然だった。
男は糸が切れたようにぱったりと地面に倒れこむ。
するとAの体は嘘のように軽くなった。
「フッ……ハァ、殺しちゃった。どうしよう。」
取り敢えず男のプレートを奪うと、辺りを見渡した。
よかった、誰もいない。プレートは……298番、うぉう。にーきゅっぱではないか。
毒は消えたものの毒のせいで、三次試験のときの傷と昔の古傷が少し開いて血がでている。
「………………行こう。」
まだ歩ける。イルミからプレートを奪ってない。モブなんかに手間取ってちゃ、私が私を許せない。
私の目的はもっと高いところにあるから。
55話 ゴンとヒソカで三つ巴な雰囲気です。→←53話 話はどんどんカオスになってるよww
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立青(プロフ) - でも私はこの小説の作者さんを尊敬していたので少し許せません (2016年2月22日 3時) (レス) id: 3b0210c373 (このIDを非表示/違反報告)
立青(プロフ) - 失礼だと思いますわざわざ言わなくてもいいじゃないですか?部外者が言ってすみません。 (2016年2月22日 3時) (レス) id: 3b0210c373 (このIDを非表示/違反報告)
rei051202(プロフ) - ですが、パッと見ただけでも似すぎています。私は某サイト様の夢小説を大変素晴らしいと思っておりましたので、今不愉快で仕方がありません。 (2015年11月5日 3時) (レス) id: a5998b4dd4 (このIDを非表示/違反報告)
rei051202(プロフ) - 某サイトの管理人様は、あまりにも晒しやパクりが多いため、現在は閉鎖してしまいました。あなたが内容をパクっているという証拠はありませんし、偶然ならば大変失礼なことを言ってしまっています。申し訳ありません。 (2015年11月5日 3時) (レス) id: a5998b4dd4 (このIDを非表示/違反報告)
rei051202(プロフ) - 失礼かもですが、某夢小説サイト様の作品と設定が似すぎています。初めは気のせいかと思いましたが、ストーリーの流れや念能力、オリキャラなど若干の付け加えをしているようですが、ほぼ同じです。 (2015年11月5日 3時) (レス) id: a5998b4dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナめ上 | 作者ホームページ:http://id9.fm-p.jp/494/yellmi8/
作成日時:2014年3月3日 16時