第66話 ページ18
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まだ夏の初めだというのに日差しが強い。
貴｢日焼け止め塗らないと…｣
ゆうな｢弓道って室内なのに焼けちゃうよね｣
弓道あるある、ガッツリ外の部活動では
ないのになぜか日焼けはする。
貴｢海斗くんは弓道しすぎて焼けたとか？｣
乃愛｢地黒ではありませんの？｣
梨可｢地黒かもしれないけど、それもあるかも｣
あるんだね。冗談で言ったつもりなのに。
ゆ｢もうすぐだね、本戦！
Aちゃんも妹尾も個人頑張ってね｣
梨｢最善を尽くすよ｣
貴｢神頼みたくさんしておく｣
愁くんにあんな事言っちゃった以上は
せめて3位以内にはならなくちなゃ。
乃｢2人が決勝進出している姿を見たいですわ｣
ゆ｢写真撮りまくりだね｣
期待してくれてるのはすごく嬉しいけど
絶賛、遅気中なんだよね私。
だからといって不思議と焦ってはいない、
焦ったら早気になることが分かっているから。
貴｢かっこよく撮ってね｣
ゆ｢任せて！｣
女子全員で更衣室を出て、弓道場の扉を開くと
マサさんが男子に囲まれている謎の光景が目に
入った。
七｢あ、噂をすれば｣
男の子達が一斉にこちらを向く。
雅｢A助けてくれ｣
貴｢え？｣
なぜ、私…？
思い当たることが無くて立ち尽くしていると、
海斗くんが口を開く。
海｢あんたの射とマサさんの射似てるけど
何でだ｣
貴｢唐突｣
今日初めて交わす言葉の最初がそれとは、
マサさんが囲まれている理由を理解した。
貴｢中学の頃、マサさんに弓道を教えて貰って
たからね｣
遼｢え!? そうなの？｣
貴｢いえす｣
弓を持ってじゃなくて、神社の階段に座って
雑談をしながら話を聞いてただけだ。
海｢でも俺はお前のこと知らねえぞ｣
貴｢たまに会ってただけだから｣
海斗くんも、マサさんとは昔からの知り合い
だったみたい。
七｢マサさんって来るべくして風舞に来たって
感じだね｣
雅｢顔見知りが多くて安心したよ｣
貴｢顔見知りなんてそんな他人事みたいに…｣
私の事"妹みたい"って言ってくれたのに。
雅｢すまんすまん、Aは俺の弓道人生を
変えてくれた大事な弟子だよ｣
海｢なっ…！｣
海斗くんからの視線が痛いな。
雅｢もちろん海斗もだ｣
海｢っ、｣
その言葉が嬉しかったのか顔を赤くした
海斗くん。なんだか猫みたい。
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あわ(プロフ) - 大好きすぎる…… (6月9日 22時) (
レス) id: a26e70e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
紫飛(プロフ) - とても面白いです！いつでもいつでも最新待ってます！これからもがんばってくださいい！ (2023年3月22日 20時) (レス) @page29 id: 69eb7321a2 (このIDを非表示/違反報告)
ポンズ - めちゃくちゃ面白いです！更新再開いつでも待ってますので、ごゆっくり〜 (2023年3月6日 1時) (レス) @page29 id: ce08b4ce76 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - とても面白いです！続きがとても気になります！！更新楽しみにまってますね！ (2021年9月18日 20時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
たばね(プロフ) - 面白いです！！更新再開されるのを待ってます^ ^ (2019年12月17日 21時) (レス) id: fdca24c34d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月花 | 作成日時：2018年12月24日 10時
