素敵な時間３ ページ10
「…まあ落ち着けよ。俺なんかなぁ、バレンタインデーの日に告られてホワイトデーの日にふられたことあんだぞ」
『1ヶ月の間に何があったんだよ』
「姉貴とお返し選んでるとこ見られたらしく勘違いされてふられた」
『何それ不憫過ぎる』
「俺もそう思う。あの時悲しかった」
ほんとに悲しげな顔でそう言うから、なんかすごくかわいそうでおかしくて、つい笑ってしまった
「お、やっと笑った」
ニカッと白い歯を見せてイケメン風に笑う
…いや実際ムカつくほどイケメンなんだけども
「…やっぱお前には笑顔が似合うよ」
『…はっ！？』
え、前原ってそんなキャラだっけ？！ぶれてない？大丈夫？？
「だからさ…」
前原は、何か言いたげな表情をしてる
でも結局何も言わずに、ただ少しだけ微笑んだ
「……とにかく、カルマとちゃんと話せよ？…また辛くなったら俺がお前を笑顔にさせてやるから」
『……前原…』
「大丈夫だよ」
そう言ってぽんぽんと私の頭を撫でた
さっきまで絶望的だったのに、すごく気持ちが軽くなったなあ
『ありがとう！！前原！！』
──────────────────────
・
『ああい！！！』
日直の仕事を終わらせてさあ帰ろうかと思ったら、聞き覚えのあるそんな声が聞こえてきた
それはやっぱりあいつで、なぜか辛そうな顔をしていた
ほっとける訳もなく話を聞いてみれば、やっぱりカルマとのことで。
ー俺ならそんな思いさせないのにー
なんて、どうしても思ってしまう
くそ、なんでカルマなんだよ
俺にしろよ
…そうは思うものの、Aが辛いのが俺も辛くて、どうにか笑顔になって欲しくて、
「お前には笑顔が似合うよ」
柄にもないことばかりしてる
何してんだ俺は…
でも、お前のくしゃっとした笑顔がやっぱり好きだなあと思う
『ありがとう！！前原！！…前原が辛い時は私が笑顔にしてやんよ！！』
いつも通りの笑顔でそういうA
あーもーむかつく、かわいすぎだろ
…俺はお前が笑顔ならそれでいいんだよ
カルマ、今回だけだぞ
貸１だからな
頭撫でるくらい許せよな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハリコ(プロフ) - スノーホワイトさん» そうなんですね！読んでみたいです！！ (2018年4月30日 17時) (
レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - ハリコさん» いえいえ! 私も姉と合作ですが暗殺教室の作品を書いてます。 書き始めたばかりですが良かったら読みに来てくださいね? (2018年4月30日 16時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ハリコ(プロフ) - スノーホワイトさん» ありがとうございます...！！嬉しいです！よろしくお願いしますー！ (2018年4月30日 16時) (レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - とっても面白かったです。 更新、頑張ってください。 応援します! (2018年4月30日 14時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ハリコ(プロフ) - チョコブラックさん» いやいや、ありがとうございます…かっこよく書けるように頑張ります！！ (2018年4月29日 10時) (レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハリコ | 作成日時：2018年4月22日 20時
