いきものの時間３ ページ35
…まさに殺る、その直前。
みょーんと、殺せんせーの目が伸びた…
伸びたァァ？！
「な、何だ！？」
「急に目が…」
どうなってんのあれ怖い
「ヌルフフフ、見つけましたよ」
シュンっと殺せんせーの触手が何かを捕らえた
『？？』
「ミヤマクワガタ、しかもこの目の色！」
「白なの殺せんせー！？」
ひなのん！？殺せんせーのとこへ飛び出して行っちゃったよ
「おや倉橋さん、ビンゴですよ」
「すっごーい！！探してたやつだ！！」
？何かすっごい喜んでる
『何が起きた？？』
「さっぱりだが、巨大カブトと女子中学生があの上で飛び跳ねてんのはすごい光景だ」
教師としてあるまじきやろこれ…
あ、殺せんせー私達にも気づいた
「面目無い…教育者としてあるまじき姿を…」
その通りですね反省しなさい
ちなみに罠には気づいてたらしい、なおタチが悪い
『…え、で、そのミヤマクワガタ？は何なの？』
「ミヤマは繁殖が難しいから高いんだよ〜！このサイズなら2万は行くかも！」
2万…！
「おまけによーく目を見て下さい、本来黒いはずの目が白いでしょう」
『ほんまや！』
「これはホワイトアイと呼ばれ、天然ミヤマのホワイトアイはとんでもなく希少です。学術的な価値すらある、売ればおそらく数十万は下らない」
数十万だと…
「ゲスな皆〜これ欲しい人手ー上げて♪」
出ましたAngel Smile！！
「「『欲しい！！』」」
私はゲスじゃないけどね！…ゲスじゃないけどね！！
・
『はあ〜なんか凄かったね今日』
「そうだな」
3人とは別れ、前原と2人で帰ってんだけど…なんだろうこの今までに無い気まずい感じの空気感…
前原が柄にも無く真剣な顔するからだ！！
…あ
『あれ、何か今日言いかけてなかったっけ？』
「んあー」
何その微妙な返事
『何言おうとしたん？』
「んー…お前はさ、カルマの事好きだよな」
『え、うん』
「ずっと…変わんねえんだろ？」
『…そうだね、変わらない』
いや、なぜ急に。って思ったけど、前原の顔があんまりに寂しげで、聞けなかった
「…だよなー！お前らバカップルだもんな！」
『えっ？』
何？君のテンションがわからない！
「イチャイチャし過ぎだっつーの！」
『い、言うほどしてなくね！？』
ほんとに言うほどしてない。はず。
「ま、そういう事で！俺こっちだから！」
『どういう事だよ！！』
髪の毛をわしゃわしゃされて、じゃなっと言うと前原は帰って行った
いや、何だったんだよ
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ハリコ(プロフ) - スノーホワイトさん» そうなんですね！読んでみたいです！！ (2018年4月30日 17時) (
レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - ハリコさん» いえいえ! 私も姉と合作ですが暗殺教室の作品を書いてます。 書き始めたばかりですが良かったら読みに来てくださいね? (2018年4月30日 16時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ハリコ(プロフ) - スノーホワイトさん» ありがとうございます...！！嬉しいです！よろしくお願いしますー！ (2018年4月30日 16時) (レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - とっても面白かったです。 更新、頑張ってください。 応援します! (2018年4月30日 14時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ハリコ(プロフ) - チョコブラックさん» いやいや、ありがとうございます…かっこよく書けるように頑張ります！！ (2018年4月29日 10時) (レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリコ | 作成日時：2018年4月22日 20時
