お家デートの時間４ ページ32
危ない、思い出してよかったあ
ごくん、とカルマくんの出してくれたジュースを1口飲んでから、また私は喋り始めた
『…あのね、また思い出したんだけど、昨日ひなのんからRINEきてね、明日一緒に虫取り行こうって誘われたの』
「へー倉橋さんが虫取りとか意外だね〜」
『だよね〜虫まで好きだなんて、ひなのんの生き物愛はすっばらしいね！』
「え、Aは虫好きなんだっけ？」
『いんや全然！でもせっかくのひなのんからの誘いだし、カブトムシとかなら割と好きだから！…ねえ、行って来てもいい？』
「いいよもちろん」
『ありがと！！お土産にカブトムシとセミの抜け殻取ってくるからね！！』
「それは遠慮しとくよ…。場所ってもしかして裏山？」
『あ、そうそう！ひなのんが罠仕掛けといたんだって！』
かわいい顔してよくやるぜ！
「やっぱり。俺も見かけたんだよね〜裏山でカブトムシ」
『そうなんだ！！』
「杉野にも話したら取りたいって言ってたから、もしかしたらいるかもね」
『杉野はカブトムシよりユキコを捕まえろってんだよね〜！』
杉野は結局、1学期はユキコと何の進展も無いままで。もっとガンガンいけよ！って私はすごく焦れったく思ってます
まあ杉野の気持ちもよくわかるんだけどねえ
『杉野はさ、とにかくたくさん話しかければいいと思うんだよ。ユキコだって杉野のこと悪くは思ってないはずだし！』
「そーだねー」
気のない返事と共に、なぜかカルマくんが後ろから抱きついてきた
『え！？カルマくん！？』
急すぎない！？
「んー？充電させてよ、明日会えない分」
そう言って、少し抱きしめる力が強くなった
なんだこのかわいい生き物は…！！
どうしようこれ、可愛すぎて愛おしいし、もう好き…！
あああかわいいカルマくんかわいい
「…何黙ってんの？照れてんの？」
耳元でカルマくんの低い声がして、耳まで赤くなったのが分かる
『…照れるよっ…！！』
「何それ、かわいい」
カルマくんが私の首元に顔を沈める
『…っ』
くすぐったい！！
『か、カルマくんもう離して…』
もうたぶんそろそろしにます私…
「だめ、まだ離さない」
ああ、ひなのん…
甘い匂いに誘われたのは、カブトムシだけじゃないみたい…
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ハリコ(プロフ) - スノーホワイトさん» そうなんですね！読んでみたいです！！ (2018年4月30日 17時) (
レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - ハリコさん» いえいえ! 私も姉と合作ですが暗殺教室の作品を書いてます。 書き始めたばかりですが良かったら読みに来てくださいね? (2018年4月30日 16時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ハリコ(プロフ) - スノーホワイトさん» ありがとうございます...！！嬉しいです！よろしくお願いしますー！ (2018年4月30日 16時) (レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - とっても面白かったです。 更新、頑張ってください。 応援します! (2018年4月30日 14時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ハリコ(プロフ) - チョコブラックさん» いやいや、ありがとうございます…かっこよく書けるように頑張ります！！ (2018年4月29日 10時) (レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリコ | 作成日時：2018年4月22日 20時
