挫折の時間 ページ21
「…大丈夫か？」
前の席の千葉くんが声をかけてくれて、自分が相当ひどい顔してるんだなって分かった
まなみんもすごく心配そうに振り向いた
『…大丈夫だよー！いやー浅野くんすごいね！でも私もすごくない！？98点よ！？』
大丈夫だよね、私いつも通り笑えてるよね？
「すごいですっ！」「おーさすがだな」
よかった、2人とも笑ってくれた
でしょー！って言う自分の声は、自分でも驚くくらいに明るくて、何だか泣きたくなった
「では続けて返します。E組1位は磯貝悠馬！そして学年では…おめでとう！浅野くんを抑えて学年1位！！」
「よっし！！」
「理科のE組1位は奥田愛美！そして…」
皆ごくり、とつばを飲み込む
「素晴らしい！学年1位も奥田愛美！！」
『まなみんやったじゃんすごい！！おめでと！！』
ありがとうございます、と照れ笑いしながら言うまなみん
「3勝1敗！数学の結果を待たずしてE組がA組に勝ち越し決定！！」
うん、勝ったんだ…
もちろん嬉しいし、ほんとに良かった
でも、
でも……。
・
カルマくんは校舎の中にはどこにもいなかった
他に思い当たるのは、外でカルマくんがよくサボってる木のところくらいか…
『…あ』
行ってみると、やっぱりそこには赤髪の彼がいた
ってあれ、殺せんせーも…？
「…刃を研ぐのを怠った君は暗殺者じゃない、錆びた刃を自慢げに掲げたただのガキです」
例の緑のシマシマ模様で殺せんせーがカルマくんに言っているのが聞こえた
……カルマくん…
！、ああ行っちゃう、カルマくん、まって、
どうしよう、え、どうしよう
一人にさせてあげるべきかな…でも…
たぶん、今行かなきゃだめだ！！
・
「おい、いいのかあそこまで言って」
「ご心配なく、立ち直りが早い方向に挫折させました。大きな才能は負ける悔しさを早めに知れば大きく伸びます」
「…それにほら、彼には強い味方がいますからね、ヌルフフフ」
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ハリコ(プロフ) - スノーホワイトさん» そうなんですね！読んでみたいです！！ (2018年4月30日 17時) (
レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - ハリコさん» いえいえ! 私も姉と合作ですが暗殺教室の作品を書いてます。 書き始めたばかりですが良かったら読みに来てくださいね? (2018年4月30日 16時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ハリコ(プロフ) - スノーホワイトさん» ありがとうございます...！！嬉しいです！よろしくお願いしますー！ (2018年4月30日 16時) (レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - とっても面白かったです。 更新、頑張ってください。 応援します! (2018年4月30日 14時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ハリコ(プロフ) - チョコブラックさん» いやいや、ありがとうございます…かっこよく書けるように頑張ります！！ (2018年4月29日 10時) (レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリコ | 作成日時：2018年4月22日 20時
