期末の時間 ページ13
1学期も終盤に差し掛かり、いよいよ期末テスト！
中間では理事長にしてやられたからね、今回こそは！！
そう思っているのは、殺せんせーも皆も同じみたい
「ヌルフフフ、皆さんこの様子なら期末の聖蹟はジャンプアップが期待できます」
例のごとく大量に分身して個別に教えてくれている殺せんせー
「いいですか、1枚のコインをカルマくんが3回投げて1回目に表、2、3回目に裏が出る時の確率というのは…」
無駄にカルマくんを問題に絡めてきてニヤニヤしててうざいけど、でも、腹立つことに説明はすごく分かりやすいんだよね
「殺せんせー、また今回も全員50位以内を目標にするの？」
隣にいた渚くんが聞いてる
「いいえ、先生あの時は総合点ばかり気にしていました。生徒それぞれに合うような目標を立てるべきです。そこで今回は…この暗殺教室にピッタリの目標を設定しました！」
ラッキーチャンス、と書かれた単語帳をくわえながらそう言う殺せんせー
チャンス…どういうことだろう
皆もゴクリとつばを飲み込む
「前回は総合点で評価しましたが…今回は皆さんの最も得意な教科も評価に入れます。教科ごとに学年1位を取った者には、触手を1本破壊する権利をあげましょう」
「『！！？』」
「総合と5教科全てでそれぞれ誰かがトップを取れば6本もの触手を破壊できます…これが暗殺教室の期末テストです。賞金100億に近づけるかどうかは、皆さんの成績次第なのです」
今までにない大チャンス！
皆の顔もやる気に溢れた
もちろん私も
…だけど…
「…さて、花宮さん続けましょうか」
ねえ殺せんせー
『…殺せんせーは、どうしてそこまでしてくれるの？ほんとに地球を破壊するの？自分の意思で？…なんで？』
たぶん聞いちゃいけなかった
でもさ、これまで過ごしてきて思うんだよ
こんなに生徒を想ってくれる先生に出会ったのは初めてだから
もう私は殺せんせーのことすきになっちゃったから
「……」
殺せんせーの表情は読めない
けど、なんとなく、優しい顔に見えた
「君たちに出会った時に言ったように、私は3月に地球を破壊します。私と君たちは先生と生徒で、ターゲットと暗殺者だ」
『…うん』
「殺してみなさい。答えを探すなら、暗殺で聞くしかないのです」
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ハリコ(プロフ) - スノーホワイトさん» そうなんですね！読んでみたいです！！ (2018年4月30日 17時) (
レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - ハリコさん» いえいえ! 私も姉と合作ですが暗殺教室の作品を書いてます。 書き始めたばかりですが良かったら読みに来てくださいね? (2018年4月30日 16時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ハリコ(プロフ) - スノーホワイトさん» ありがとうございます...！！嬉しいです！よろしくお願いしますー！ (2018年4月30日 16時) (レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - とっても面白かったです。 更新、頑張ってください。 応援します! (2018年4月30日 14時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ハリコ(プロフ) - チョコブラックさん» いやいや、ありがとうございます…かっこよく書けるように頑張ります！！ (2018年4月29日 10時) (レス) id: aa0d5385ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリコ | 作成日時：2018年4月22日 20時
