chapterさよなら絶望林間学校 非日常 ページ46
米俵side
これは、最期の足掻きだ。
米俵「もしここで手を出せば、君が殺されるんだぞ！？」
ﾓﾉｸﾏ「チェッ…あと少しで花京院さんもオシオキさせられたのに」
不服そうに僕を見るモノクマに、僕の行動と発言に驚く様子の花京院さん。
君だけは死なせないよ…！
“設定”に…嘘に踊らされない、本当の僕の…
誠から出た真実の行動だ。
米俵「花京院さんは死なせない」
『っ米俵少年…！？』
米俵「黒幕である僕の権限が、まだあるのなら花京院さんは死なせないよ。あの3人が必死に守った命だからね」
ﾓﾉｸﾏ「ハァ…ほんと、君に黒幕さえ設定だと知られたのはボクの落ち度だよ」
モノクマはため息を吐いてうなだれた。
ﾓﾉｸﾏ「でも、分かってるよね？
この先のシナリオをさ！」
『この先のシナリオだって…？』
ﾓﾉｸﾏ「そう！！ 黒幕はねー」
知ってたさ。
この先の結末を…僕は、黒幕を与えられてから知っていた。
ﾓﾉｸﾏ「生徒の誰かに黒幕だとバレた時点で、オシオキが確定されるんだよ！
もちろん！ 全部のオシオキが終わった後にね」
『ッ！？！！』
驚きと、再び行われる出来事に恐怖に顔を歪める花京院さん…
君は…黒幕の僕が死ぬというのに、そんな顔をしてくれるんだね。
『待てモノクマっ、彼はッ』
米俵「もう良いんだよ、花京院さん」
『何が良いんだッ！！』
米俵「僕は黒幕だ。みんなを殺したようなもんだよ。オシオキを受けるのは当然さ」
『それを言ったら…超能力を持っているのに誰も助けられなかった私だってーー』
米俵「君は生きるべきなんだ。生きなくてはならない責任がある。それを3人から与えられたはずだよ」
『っ〜〜！！』
声にならない声で反論しようとするが、彼女の口から言葉は出ない…というより、出せない。
ﾓﾉｸﾏ「それでは！ 【超中学生級の給食委員】であり【超中学生級の絶望】の彼にふさわしいオシオキを、ご用意いたしましたーー！！」
花京院止めろォォォォっ!!
米俵「じゃあね、花京院さん」
叫んで手を伸ばす彼女の目の前に柵が現れ、僕は全力の笑顔でこう言ってやった。
米俵「黒幕として、君の事は大嫌いだったよ」
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まんたんたん(プロフ) - あめさん» リクエストwelcomeです！！ コメントもありがとうございます！ 男子会ですね、投稿が遅れるかも知れませんが、必ず作ります！ 今後も絶望的な物語をお楽しみ頂けると光栄です！ (2017年12月20日 22時) (
レス) id: 6680a59e90 (このIDを非表示/違反報告)
あめ(プロフ) - とても面白くてドハマりしています。また。リクエストしてもいいですか？女子会があったので、男子会を見てみたいです。何度もすみません。とても素晴らしい小説でついついリクエストしてしまいます。 (2017年12月20日 19時) (レス) id: 3436d26dbe (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - 恋香さん» コメントありがとうございます！ コロシアイの無い平和な学園生活…トキメキますね！ 考えさせて頂きます！ リクエストありがとうございます！！ (2017年12月18日 11時) (レス) id: 6680a59e90 (このIDを非表示/違反報告)
恋香(プロフ) - 無印のハイスクール スーダンのアイランド Ｖ３の紅鮭みたいなコロシアイのない学園生活が見たいです。 出来ればでいいので頑張って下さい (2017年12月17日 15時) (レス) id: 73b86605fd (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - 悠然さん» コメントありがとうございます！ 1.2の全員生存ですか……面白そうですね！ 考えてみたいと思います！ 更新、頑張ります！！ (2017年12月17日 7時) (レス) id: 6680a59e90 (このIDを非表示/違反報告)
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