【創作論破】希望でも絶望でもない私のコロシアイ林間学校Ⅱ (ページ37)

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chapter2名探偵キボウの真実は1つ　　非日常ページ37

花京院side

開いたドアの向こうから階段を降る複数の足音が聞こえ、生徒全員が食堂に集合した…

ﾓﾉｸﾏ｢Foooo!! またまた起きちゃったね殺人が！！｣

クウィラン｢な、なんでそんなテンションが高いんだにゃ…！？｣

ﾓﾉｸﾏ｢アドレナリンが出まくってイキそうだよー！｣ﾊｧﾊｧ

阿久津｢キメぇっ！｣

桜木｢でも斑鳩くんかー……これはビックリ！！｣

曽根崎｢予想外だネ｣

全員が全員、その意外な人物が殺されている事に驚く中…

朝比奈｢嫌…いや…いやぁぁああああああああああああああああっ！！！！｣

ダダダッ！

『っ！』

望月｢朝比奈さんっ！？｣

朝比奈｢いっくんが…いっくんがぁあああああああああああああああん！！！｣

斑鳩少年の遺体を抱き上げ、泣き叫ぶ朝比奈少女…その真っ白なウエディングドレスは真っ赤に染まった。

そうだ…二人は恋仲…彼氏が死んだんだ
取り乱すに決まっている。

松岡｢お、落ち着くんだ！
朝比奈くんッ！！｣

朝比奈｢いや！いや！離してッ！！｣

松岡｢そ、そうは言ってもだな…！！｣

黒崎｢…朝比奈さん、早く遺体から離れなさい｣

朝比奈｢嫌よッ！！｣

黒崎｢遺体の保存状況を変えたくないの。早く離れなさい｣

確かに、遺体の保存状況は変えたくないが…

望月｢そんな言い方って…｣

黒崎｢あら、貴女死にたいの？｣

望月｢え…？｣

黒崎｢これで遺体の状況が変わってクロがわからなくなったら…私達、全員死ぬのよ？
それで良いの？私は嫌よ｣

｢｢っ！｣｣

冷静な判断だね…
朝比奈少女は泣く泣く斑鳩少年の遺体から離れた。

それを見てモノクマが声を上げる。

ﾓﾉｸﾏ｢えー、もっとギスギスしなよ！
つまらないなぁ…｣

上段｢何言ってるんでありますか！！｣

曽根崎｢つまらなくは無い展開だと思うけどネ｣

ﾓﾉｸﾏ｢まぁいっかーって事で！
モノクマファイルー！！｣

【モノクマファイル】

〈死亡〉
斑鳩雄大イカルガユウダイ

〈死体発見現場〉
食堂

〈死因〉
口内から頭部登頂部にかけて鋭利な物で貫かれた事による脳の破壊、刺殺

〈死体状況〉
仰向けに倒れ、口と頭部から多量の出血

〈死亡時刻〉
AM10:23

ﾓﾉｸﾏ｢それじゃ頑張ってねー｣