【創作論破】希望でも絶望でもない私のコロシアイ林間学校Ⅱ (ページ26)

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chapter2名探偵キボウの真実は1つ　(非)日常ページ26

花京院side

昨日はあの後食堂でウォーキングの練習を少しして部屋のある北棟に戻った。

翌朝の食堂…

クウィラン｢昨日、あの後どうだったにゃ？｣

図書室から勝手に持ち出した本を読みながらコーヒーを飲んでいると、隣に座ったヴァレンタイン少年が話し掛けてきた。

クウィラン｢明後日になったんだにゃ？｣

『うん。ウォーキングの練習に2日要するらしくてね』

クウィラン｢ほぇー…じゃあ、俺っちは用具室でビデオカメラでも探してみるかにゃあ｣

桜木｢そう言って凶器を持ち出す気じゃ…！？｣

松岡｢何ッ！？そうなのかァッ！？｣

クウィラン｢んな訳ないにゃッ！？｣

…こういう会話を横で聞いていると、比較的平穏を感じることが出来る。

望月｢なんか…普通の学生みたいな会話…｣

『…いくら才能を持っていようと普通の中学生に変わりないよ。私達は』

望月｢えっと…まぁ、そうなんだけど…｣

望月少女は安心したような笑みを口に浮かべ…
悲しいように眉を潜める複雑な表情をして言った。

望月｢まるで…日常みたいな…そんな感じがする｣

『……ふむ』

望月｢………二人も死んでいるのに｣

『…そうだね』

私もギャーギャー騒ぐ彼らに視線を送る…

『こんな平穏が続けば良いが…』

…でも、世の中そう上手く行かないらしい。

ﾓﾉｸﾏ｢それはつまらないよー！！！｣

望月｢ひッ！？｣

『…何しに来たんだい？…モノクマ』

ﾓﾉｸﾏ｢花京院さんが大好きな平穏をぶち壊す為だよ！どう？絶望した？絶望した？｣

『……要件だけを言ってほしいね』

ﾓﾉｸﾏ｢わー、怖い怖い！というわけでサクッと第二の動機を発表しちゃうよ！｣

第二の動機…だって？

ﾓﾉｸﾏ｢さぁ！さぁ！皆のもの！
電子生徒手帳をとくと御覧じろ！！｣

ピピピピ！！

そして、私達の電子生徒が再び鳴り響いた。