【創作論破】希望でも絶望でもない私のコロシアイ林間学校Ⅱ (ページ23)

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chapter2名探偵キボウの真実は1つ　(非)日常ページ23

花京院side

3つ目の部屋の扉は…華やかだ。
扉に触れてみると、布地でコーティングされていることが分かる。

望月｢可愛い扉だね！｣

クウィラン｢女性の研究教室ってのはよく分かるにゃ｣

『とりあえず入ってみようか』

｢｢うん｣｣

ガチャ

朝比奈｢きゃーーー！！｣

『｢｢！？！！｣｣』

部屋に飛び込んで最初に聞こえたのは悲鳴だった…でも、これってどちらかというと嬉しい悲鳴って感じかな？

望月｢ど、どうしたの朝比奈さん！？｣

朝比奈｢見てー！マジヤバイ！！
最っ高のランウェイ！！！｣

朝比奈少女は部屋の中央に綺麗にライトアップされたランウェイを指差した。

『どうやら朝比奈少女の研究教室みたいだね』

クウィラン｢んにゃ〈超中学生級のモデル研究室〉だにゃ｣

それは【超中学生級のモデル】の名に恥じない場所だった。
ランウェイの横には華やかな服も沢山設置してあり、彼女はそちらにも黄色い悲鳴を上げている…

米俵｢う～ん…僕はファッションに疎いからなぁ(汗｣

武田｢わか、る｣

クウィラン｢あんまり興味はないかにゃあ(苦笑｣

朝比奈少女と共に探索していた米俵少年と武田少年に同調するヴァレンタイン少年。

朝比奈｢もー、これだから男子は！！｣

望月｢まぁまぁ、男の子だから興味が無くても仕方ないよ(汗｣

それは男子差別じゃあないかな…
男子にもファッションに興味はある人もいると思うし、今回はたまたま居なかっただけでさ。

朝比奈｢ファッションの面白さを知らずに生きてるなんて信じられないんですけどー｣

『…それじゃあ、モデルの君が伝えれば良いんじゃあないかい？』

望月｢ファッションの面白さを伝える…
うん！【超中学生級のモデル】の朝比奈さんにしか出来ない事だね！｣

朝比奈｢でもー、どうやって…｣

口を尖らせ考える朝比奈少女。
すると、ハッとした表情で手を打った。

朝比奈｢そうだ！ファッションショーやろうよ！！｣