223話 長谷部と優しさ ページ43
腕の中の主は美しい微笑みを浮かべている。
だが、その身体に
「っ…」
『む、長谷部？』
その事に胸が苦しくなる…
俺は抱き上げている主の髪に、顔を
「主…もう、俺は離れません」
『…ありがとう。長谷部』
優しく
「おい、
『「！」』
「この天下五剣はどうする？」
大包平が指さしたのは、
「
『む…いや、長谷部。よく折らなかったな。
「っ…お褒めに預かり
再び俺の頭を撫でる主に、俺は桜を
『長谷部、降ろしてくれ』
「え？」
『いや、三日月宗近達の本体に触れられる距離まで近寄って欲しい』
まさかと思った…しかし、主からの主命だ。
俺は主を
ツッ…！ バチチッ！！
「お、お姉ちゃん？」
「主っ…！？」
『よし。これで全振り直ったな』
主は土の上に錬成陣を書き、俺達だけじゃなく…
主を襲った奴らの手入れまでしてしまう。その優しさは俺の主の良い所だ…
…しかし、俺は
『長谷部…私は私のやりたい事をしただけだ』
「っ！」
あぁ…俺の主はなんと自由な…
だが、それが良い。自由な貴女に俺は
「っ…なぜ…俺達を直した…！？」
『
私は別にお前らを助けようとした訳じゃない』
「「「「っ…！？」」」」
『だからと言って、お前らの主になりたい訳でもない…私の刀はこの長谷部だけだからな』
「主っ…！！」
俺はその一言で救われる…救われてばかりだ。
それは主だから…A様だから…
『お前らが折れれば、他の刀剣男士達が悲しむ。
私はそれが嫌なだけだ』
ほら、俺の主は優しいだろう…？
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まんたんたん(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます！ これからの更新はまばらになってしまうかと思いますが…それでも読んで頂けると幸いです。そして、私の体調の心配までっ...本当に感謝しますっ！！ (2018年8月2日 7時) (
レス) id: 23b58f0eac (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - お帰りなさい！！そしてお疲れたまです！また続きが再開して嬉しいです。最近暑い上変な天気なので熱中症など(そうゆう私は、軽い熱中症になりかけました...)体調に気をつけて更新頑張って下さい。 (2018年8月1日 7時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - ミリアさん» コメント返しが大変遅れてすみません...っ！ リク、ありがとうございます！ より細かく書いて頂けたので、包帯くんの話で1章作れそうです！ 本当にありがとうございます！ (2018年7月26日 21時) (レス) id: 23b58f0eac (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 包帯くんの祖父母、ホワイト本丸の蕃神者と山姥切が恋愛の末夫婦になるもブラック政府の何かが気に触って本丸解体に山姥切は、刀解に蕃神者は、現世に戻された。ブラック蕃神者と一緒に包帯くんの母父も罰を与えて包帯くんの希望で親子の縁を切ったただ祖父母は大好きに (2018年7月20日 16時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 父親、政府役人で包帯くんの母親とは、政略結婚でお金と権力が全てで息子の事は道具にしか思ってない。自分が世話になっているブラック蕃神者に本丸を浄化した上で自分に戻すように言われ包帯くんをそこに送りこんだ本人そして監視と指示を出すため包帯くん担当でもある (2018年7月20日 16時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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