43話 正三位と長谷部 ページ46
「確かに俺は“主”に狂信的だ。
それは認める」
「認めちまうのかよ…」
「だが、それは“彼女”だからだ」
紫のカソックじゃねぇ…黒のカソックを着た長谷部は胸を張る。
あの小娘の何処に長谷部をそこまで狂信的にさせるのか…前の
「黒田を
回されに回され、ボロボロになった俺は折れる直前で意識を失ったんだ」
「お前ぇ…いつの間にそんな事に…」
「気が付くと、俺の刃は
過去を思い出してるんだろう…
長谷部は気持ち悪ぃくらい
「それからだ。俺の
「戦場…？
あの娘は平和な世の生まれじゃねぇってのかい？」
「主は〈国家錬金術師〉だからな。軍の犬と言っても
「〈国家錬金術師〉…ってのはなんだ？」
「〈国家錬金術師〉というのはーー」
…長谷部の説明で〈国家錬金術師〉と〈錬金術〉について知った。
なるほどなぁ…ようやっと大広間で見せた妖術のような物が何なのか分かったぜ。
「俺は主と
「……そうか」
16年も共にいて、戦場に出向いているというのに折れていない事…それはあの
それを俺は理解している…いや、大広間で霊力を感じた時に分かっていたさ。
…もちろん、俺だけじゃねぇ。
その場のほとんどの刀剣男士は感じていただろうよ。あの娘なら俺らを救ってくれるってな。
だが、何振りかは堕ちかけている…
それをあの娘はどうするか…
『長谷部〜上がったぞ』
「「！！」」
無気力感のある娘の声が聞こえた。
長谷部はすぐに顔を向けると、最後に俺に言う。
「日本号…俺があの方に付いて行くのにはもう1つ理由がある」
「？」
長谷部はフッと笑った。
「俺は彼女を好いている…惚れているんだ。
独占して滅茶苦茶にしたいくらいな」
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更紗 - 落第点ではなく、及第点では…？？ (2019年7月14日 2時) (
レス) id: e0eb430469 (このIDを非表示/違反報告)
雪鰆 - まんたんたんさん» ありがとうございます！とても参考になりました！ (2018年5月28日 12時) (レス) id: f00f31e89d (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - 雪鰆さん» そんな...戦闘シーン上手くないですよ！？ しかし、ありがとうございますっ！！ 戦闘シーンって難しいですよね(汗) 私は読者様に想像して頂く方法で書いているので、あえてセリフのみを並べ、間に主観のキャラの心情を書くようにしています！ 参考になりますかね？ (2018年5月28日 11時) (レス) id: 23b58f0eac (このIDを非表示/違反報告)
雪鰆 - まんたんたんさん» 実は雪鰆、ノートになのですが刀剣乱舞の小説を書いているんですが戦闘シーンが上手く描けないんです！まんたんたんさんみたいにかっこいい戦闘シーンがかけるようになりたいです。それと返信してくださりありがとうございます！ (2018年5月28日 11時) (レス) id: 5f176990dc (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - 雪鰆さん» ゆ、夢主がカッコイイ…！！ あぁ、ありがとうございますっ！！ コメント感情です！！ (2018年5月28日 8時) (レス) id: 23b58f0eac (このIDを非表示/違反報告)
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