29話 歌仙の怯え ページ31
『歌仙兼定っ！！』
「！！」
新たな審神者は、凄まじい勢いで僕を見たかと思うと、
『“しゃもじ”を取ってくれ！！』
「はぁ？ 何故、僕がーー」
『早くしろ！！』
「っ！？」
…正直、言葉とは裏腹にゾッとした。
あの睨む瞳…その奥に、人を殺した人間の気配を感じたからだ。
折られる…本能でそう感じる…
僕は、自分でも気付かぬうちに…震える手で“しゃもじ”を渡していた。
『ありがとう、歌仙兼定…！！』
審神者は一瞬のうちにしゃもじを奪い取る。
すると、さっきまでの殺気が嘘のように、彼女は
『よし…！ 米が立ったな…！！
あとはお
燭台切光忠！ そこにある大小のお櫃を取ってくれ！』
「え」
『ほら、早く！ 料理は時間との勝負だぞ！』
「あ、う、うん！」
慌てて光忠が2つのお
審神者は、それに一生懸命、米を入れる。
それを見てソワソワする長谷部は…
「主！ 俺もなにかーー」
『長谷部はそこで待っていろ』
「っ…」ｶﾞｰﾝ
一言で
…なんなんだ、この状況は。
『ふぅ…良い汗をかいたな…！』
玉のような
『ほら、これはお前らの分だ』
「「え？」」
たんまりと米をよそった大きなお
『私と長谷部はこれだけで十分だ』
「何を…
『企む？ 何を言っているんだ。
私はあまった米を渡しただけさ』
僕の気持ちを代弁するかのように光忠が言う。
しかし、審神者はキョトンとし、肩をすくめた。
『
「「！？」」
審神者は、手を叩くと僕らの本体に触れた。
…すると、駆け巡る暖かい霊力。
『これで直った…行くぞ、長谷部』
「あ、主！ お
『おぉ…！ それは助かる』
談笑して
「…変な審神者」
「あぁ…まったくだ」
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更紗 - 落第点ではなく、及第点では…？？ (2019年7月14日 2時) (
レス) id: e0eb430469 (このIDを非表示/違反報告)
雪鰆 - まんたんたんさん» ありがとうございます！とても参考になりました！ (2018年5月28日 12時) (レス) id: f00f31e89d (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - 雪鰆さん» そんな...戦闘シーン上手くないですよ！？ しかし、ありがとうございますっ！！ 戦闘シーンって難しいですよね(汗) 私は読者様に想像して頂く方法で書いているので、あえてセリフのみを並べ、間に主観のキャラの心情を書くようにしています！ 参考になりますかね？ (2018年5月28日 11時) (レス) id: 23b58f0eac (このIDを非表示/違反報告)
雪鰆 - まんたんたんさん» 実は雪鰆、ノートになのですが刀剣乱舞の小説を書いているんですが戦闘シーンが上手く描けないんです！まんたんたんさんみたいにかっこいい戦闘シーンがかけるようになりたいです。それと返信してくださりありがとうございます！ (2018年5月28日 11時) (レス) id: 5f176990dc (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - 雪鰆さん» ゆ、夢主がカッコイイ…！！ あぁ、ありがとうございますっ！！ コメント感情です！！ (2018年5月28日 8時) (レス) id: 23b58f0eac (このIDを非表示/違反報告)
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