限りなく地獄に近い天国 ページ49
さて、ぐるっと見て回ろう。
『まずは…近くから行こうかな』
食堂を出て、まず向かったのは＜超高校級のマジシャンの研究室＞だ。
夢野｢んぁ？｣
『やぁ、ここが秘密子の研究室のようだね』
夢野｢Aー！｣
駆け寄る秘密子は、さながら小動物のようだ。
夢野｢どうじゃ？ わしの研究室は｣
『マジックの道具が揃っているね。
まぁ、秘密子が使うのは魔法なんだろうけれど』
夢野｢んぁーやっぱりAは分かっとるのぉ♪｣
『秘密子が魔法使いだと信じてるだけだよ。
転子と同じようにね』
夢野｢し、信じると…イケメンに真顔で言われると照れるわい///｣
『事実なんだけどな…それにイケメンじゃあないよ』
夢野｢んぁー//｣
秘密子は私の手を握って喜ぶ。
実際に魔法が使えるかは分からないけれど、
白銀｢花京院さん…！
やる気の無い、夢野さんのテンションを簡単に上げるなんて…恐ろしい子ッ！｣
『思ったことを言っただけなんだけどね』
次にやって来たのは＜超高校級のメイドの研究室＞…東条少女の研究室だ。
東条｢あら、花京院さん｣
『ここが君の研究室だね。ヴィクトリア朝のゴシック様式か…素晴らしいね』
東条｢えぇ。クローゼットの奥には洗濯機も完備されていて助かるわ｣
『そのようだね…ただ、マネキンが一番気になる所かな』
東条｢ここは私の研究教室…
ならば、彼らは私が仕える人々という事なのかしらね｣
マネキンに仕える…ね。
東条｢貴女も依頼があるならいつでも言って頂戴。なんでもするつもりよ｣
『……私は友達で十分だよ。今の所はね』
東条｢そう…花京院さんなら、どんな依頼でも歓迎するわ｣
『ありがとう。いつかは依頼するかも知らないから、その時はよろしくお願いするよ』
東条｢えぇ｣
友達以上を求める事は無いだろうけれど…
いつ、どのような状況になるか分からない。
保険は必要だろう。
真宮寺｢朝高校級のメイドにそこまで言わせるとはネ。姉さんも君の事を気に入ると思うヨ｣
『…ふむ、誉め言葉として受け取っておくよ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴雫丸(プロフ) - まんたんたんさん» あ……すき…ありがとうございます！！生きててよかった…（切実） (2017年10月26日 19時) (
レス) id: 1f07221ae5 (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - 晴雫丸さん» 今日中にあと1話上げたいと思ってますので、あと少しだけお待ちください(汗 (2017年10月25日 20時) (レス) id: 6680a59e90 (このIDを非表示/違反報告)
晴雫丸(プロフ) - 更新されたの知って飛び付いてしまった…宿題しなきゃな…（小説見たい。書きたい( ；∀；)） (2017年10月25日 20時) (レス) id: 1f07221ae5 (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - 晴雫丸さん» そのコメントが…好き、です…(語学力バイバイ) (2017年10月17日 20時) (レス) id: 6680a59e90 (このIDを非表示/違反報告)
晴雫丸(プロフ) - 話が…もう…好き…（語彙力家出中） (2017年10月17日 18時) (レス) id: 1f07221ae5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まんたんたん | 作成日時：2017年9月6日 8時
