私と僕の学級裁判 NOside ページ21
Noside
全員がいる前で天海に声をかけられたAは相変わらずの無表情で振り返った。
『なんだい？ 天海少年』
天海｢花京院さん…何者っすか？｣
『何者…？』
天海｢…モノクマ達に“プロトタイプ”とかって呼ばれてたっすよね？｣
その言葉に微かに目を見開くA…だが、すぐに無表情に戻る。
同じことを思っていたのか、他の全員からも彼女に視線が集まった。
白銀｢あ、私も地味に気になるな…｣
天海｢ずっと気になってたんすよ。花京院さん、モノクマの言葉に一度だって否定しなかったじゃないっすか｣
『………』
入間｢おいっ！ 黙ってねぇで何とか言いやがれ！！｣
目を閉じて黙るAに入間が怒鳴る。
星｢A…｣
星の声にやっと目を開ける…
薄く開く瞳から、真剣な雰囲気が周りに立ち込める。
『…私は過去にもコロシアイ学園生活を経験している』
全員｢｢｢｢！？｣｣｣｣
星｢お前…いつそんな…｣
『3年前、中学３年の時だね。参加者…というかコロシアイを強要されたのは総勢15名、生存者は私だけだったよ』
その一言に凍りつく周りに、Aは溜め息を吐いた。
『ﾊｧ…本当にやれやれって感じだね。
今する話じゃあなかったよ。すまない』
全員｢｢｢｢………｣｣｣｣
天海｢…生存者は一人だけ…花京院さんはクロとして出たって事っすか？｣
赤松｢天海くんっ！？｣
星｢おい、天海…！！｣
『いや、私は最初から最後までシロだよ。
…最後の被害者にみんな巻き込まれてしまってね』
最原｢被害者に巻き込まれる…？｣
『あの時はシロがクロで…クロがシロだったんだよ』
全員の頭に？が浮かぶなか、彼女は背を向けた。
『私達のコロシアイは“この場の誰も知らない”はずだよ………“望んでもないコロシアイを強要”されて死んでいった彼らを知るのは、ここじゃあ私だけだ』
彼女は首だけ振り返って、自嘲するような笑みを浮かべる。
それはとても美しい微笑みであったが…
とても哀しい色が出ていた。
『まぁ、私は【超高校級の大嘘つき】だからね…
信じるか信じないかは君達に任せるよ』
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晴雫丸(プロフ) - まんたんたんさん» あ……すき…ありがとうございます！！生きててよかった…（切実） (2017年10月26日 19時) (
レス) id: 1f07221ae5 (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - 晴雫丸さん» 今日中にあと1話上げたいと思ってますので、あと少しだけお待ちください(汗 (2017年10月25日 20時) (レス) id: 6680a59e90 (このIDを非表示/違反報告)
晴雫丸(プロフ) - 更新されたの知って飛び付いてしまった…宿題しなきゃな…（小説見たい。書きたい( ；∀；)） (2017年10月25日 20時) (レス) id: 1f07221ae5 (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - 晴雫丸さん» そのコメントが…好き、です…(語学力バイバイ) (2017年10月17日 20時) (レス) id: 6680a59e90 (このIDを非表示/違反報告)
晴雫丸(プロフ) - 話が…もう…好き…（語彙力家出中） (2017年10月17日 18時) (レス) id: 1f07221ae5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まんたんたん | 作成日時：2017年9月6日 8時
